6年ぶりのソロ活・仲勃山(チョボツヤマ)(509m)
■ 山 行 日 2024年2月25日 (日)
■ ル ー ト 水湯の沢林道~北尾根・北東尾根ルート
■ メ ン バ ー 単独
■ 登 山 形 態 スノーシュー
■ 地 形 図 1/25000地形図 「十三里」
■ 三角点・点名 三等三角点 点名「仲勃山 (ちいぼつやま) 」
■ コースタイム 登り 1時間55分 下り 1時間
<登り>
09:30 水湯の沢林道Pスタート
09:50 尾根取付き
10:00 北尾根下の林道
10:45 北尾根C340から仲勃山を確認
11:00 頂上北尾根取付き
急斜度
11:25 仲勃山頂上
<下り>
11:45 下山開始
11:55 頂上北尾根取付き
12:40 水湯の沢林道合流
12:45 P地点到着
GPSログを地形図に移行したルート図です・・
★ 6年ぶりのソロ活、やっぱり寂しいわ・・・
2/18山友みなみんみんさんの山日記 (YAMAP) を見て、触発された。
それは、自宅からも近く低山ながら聞いた事が無い山名だった事にも心動いた。
妻チーヤンは残念ながら仕事で行けず、ソロで行くのは実に6年振りだった。前回は2018.03月で
幌向岳 (836m) の東尾根ルートで登っていた。
30年以上の山歴はあれどソロ活は数えるほどしかなく、「楽しい」と思った事はほとんど無い。
それでも行くのは、未踏の低山だったり、近くて手頃である事から「登って見よう」と登行意欲が
辛うじてあるからだと思う。それに運動不足を解消したい願いもあった・・・。
★ 仲勃山 (チョボツヤマ)・・・
「仲勃山」これだけではチョボツヤマとは読めないが、この山の東側に流れる夕張川の支流でチョ
ボツナイ川であることが起因していると思われるが詳細は不明。川の左岸側に並行する林道は「水
湯の沢林道」で今回のルート上でも使用している。
国道274号線を夕張方面に走り、旧JR十三里駅を過ぎた付近から右折しすぐに「栄農橋」を渡る。
300m ほど進むと右手に農家らしき住宅が1軒あり、その先に林道出合があった。出合いには「水
湯の沢林道」と書かれた標識が立っていて驚く。ちょっと珍しいかなと思った・・。林道の右側は
農家の畑でビニールハウスがあり、農作業のため除雪されていた。林道の左側はチョボツナイ川が
流れている。出合いから150m ほど進むと除雪は終わりでそこを駐車地とした。農作業の邪魔にな
らないよう予め農家の方に駐車の許可を貰っていたので安心だが、駐車には配慮が必要と思う。
林道出合いに立つ標識
左が水湯の沢林道 右に農家のビニールハウスが並んでいる。車は林道の手前に停めた。
林道左手に流れる「チョボツナイ川」
★ 敢えてスノーシュー・・・
まだ2月なのに雪解けが進むこの地区の積雪は余りにも少ない。そんな中みなみんみんさんは敢え
て山スキーで慣行したが、途中で笹藪や倒木にも苦労した様子が覗えたので、私は敢えてスノーシ
ューで歩く事にした。昨夜さらっと新雪が積もり林道上のトレースは僅かに確認出来る程度でノー
トレに近かった。
スタートして10分ほどで出合うゲート
★ 冒険のルート変更・・・
スタートして20分ほど歩くと、右手に古いピンテと非常に狭い作業道らしき道に気が付く。
現在地をGPSで確認して見ると、もしこの作業道を使って数十メートル登れれば北尾根に達する
かもと読んだ。計画は、みなみんみんさんルートで北東尾根、取付きはもっと先にあるが、ソロだ
から冒険もありかとルートを変更する事にした。
作業道と言っても靴幅程度で急斜面をトラバースするように延びているだけである。慎重に辿りな
がらもスリルを楽しむ自分が居た。登り切ると広い林道に出て一安心、ふと先を見ると広い雪原が
見えて更に先には送電線の鉄塔があった。なんとなくある雪道を少し登って位置を確認すると標高
点232 の少し南側で北尾根に乗っかったと分かる。緩斜度の尾根で歩き易くこのまま南に進もうと
した時、突然トレースに出合った。それも比較的新しいスノーシュー痕だった。私の前に車は停ま
っていなかったので、今日のものではないと思ったが、進む方向が一緒ならば使わせて貰おうと辿
る事にした。
C250付近で送電線の近くに広い雪原があった。ここはまだ北尾根の下。
笹藪の北尾根上も林道跡と分かる・・・
途中から二日前に来ていたヤマッパーと思われるトレースを拝借・・・
たまには被写体の私も今日は主役です・・・
左側が北尾根上。その下にある林道跡を辿る・・・
★ ずっと作業道に導かれるが・・・
この山には、縦横無尽に作業道があるかのようにあちこちで交差する道に出合う。その度に方向を
確かめるが、基本トレース泥棒しただけだった・・・笑
北尾根上をC350まで登ると、予定していた北東尾根と合流する場所に着いた。ここからは頂上
までこの尾根を辿り、最後の急斜度の尾根に取付くのだろうと予想出来る。
それにしても意外だったのは、ずっと作業道が付いていて導かれるように登って来たように思えた。
北尾根C340付近から前方右に仲勃山を確認
正面に仲勃山を望む平坦な北東尾根と合流
いよいよ頂上へ取付き小さな北東尾根に取付くが半端ない斜度があった
★ 初ピークはやっぱりいいね・・・
標高差約100m、頂上に繋がる小さな北東尾根は余りにも急に見えた。
本来なら登っているシーンをカメラに収めたかったが、自撮りするには時間がかかるなぁと思い記
憶に収める。幸いトレースがありその上を辿るとなんとか登れそうだった。取付きから約25分掛
かったが、ようやく頂上尾根に登るとすぐ右側にピンテが見えた。そして、初ピークを踏む。
風は微風で寒くは無かった。
日曜なのに貸切のピーク、展望は北側だけで木々の合間から登って来た部落と畑、そして国道を走
る車が見えた。しかし、この山の三角点は最高点ではなく山頂西端にあり東のコブの方が幾分高い。
歩き易いので東端まで行くと北東方向に夕張岳が遠望出来た。一番いいビューポイントは途中にあ
ってその写真が下である。
達成感ある初ピークだった。
山頂には標識が無くマイ標識で自撮りする (セルフタイマー)
頂上尾根から望む夕張岳 (右)と芦別岳 (左)は絶景だった・・・
★ 下りもルート変更・・・
頂上に長居する事が慣れていないので、せっかく持って来たカップ麺を食べる事無く下山体制に入
った。登りより怖い急斜度の下り、慎重に一歩ずつ・・・なんとか降りれた。
後は来た道を戻ろうと決めて足早になる。そして北尾根の標高約230付近で出合ったトレースに
別れを告げて来た道に戻った。しかし、そのすぐ後別の林道が気になった。送電線鉄塔の下で北に
延びてそうな林道だったので、また冒険したくなった。標高点232のすぐ東側を通り出口は近い
と確信する。するとどうだろう・・。またトレースに出合い、それは別れを告げた同じトレースだ
った。
最後は、小さくも急斜度の沢形を辿りC160付近で林道に降りた。
トレースは、そのまま下に降りて畑の方に向かっていたが、私は林道を右の方に歩き、最初の水湯
の沢林道と合流してほどなく駐車地に着いた。丁度1時間で着いてしまった。
鉄塔下にある林道・・・分かりますか?これを辿って見ました。
無事、到着です。
★ 里山の引出しにいれようっと・・・
自宅から登山口まで約25分。登り約2時間、下り約1時間は手頃でルート上の変化も楽しめる。
もっと積雪があればスキー登行も可能かも知れないしルートも色々なバリエーションが作れそうだ
った。どちらかと言うとソロ活はやっぱり馴染まないが、こうした手頃な低山ならソロもありかと
改めた。チャンスがあれば妻チーヤンにもここを案内出来ればと思う下山だった・・。
■ 山 行 日 2024年2月25日 (日)
■ ル ー ト 水湯の沢林道~北尾根・北東尾根ルート
■ メ ン バ ー 単独
■ 登 山 形 態 スノーシュー
■ 地 形 図 1/25000地形図 「十三里」
■ 三角点・点名 三等三角点 点名「仲勃山 (ちいぼつやま) 」
■ コースタイム 登り 1時間55分 下り 1時間
<登り>
09:30 水湯の沢林道Pスタート
09:50 尾根取付き
10:00 北尾根下の林道
10:45 北尾根C340から仲勃山を確認
11:00 頂上北尾根取付き
急斜度
11:25 仲勃山頂上
<下り>
11:45 下山開始
11:55 頂上北尾根取付き
12:40 水湯の沢林道合流
12:45 P地点到着
GPSログを地形図に移行したルート図です・・
★ 6年ぶりのソロ活、やっぱり寂しいわ・・・
2/18山友みなみんみんさんの山日記 (YAMAP) を見て、触発された。
それは、自宅からも近く低山ながら聞いた事が無い山名だった事にも心動いた。
妻チーヤンは残念ながら仕事で行けず、ソロで行くのは実に6年振りだった。前回は2018.03月で
幌向岳 (836m) の東尾根ルートで登っていた。
30年以上の山歴はあれどソロ活は数えるほどしかなく、「楽しい」と思った事はほとんど無い。
それでも行くのは、未踏の低山だったり、近くて手頃である事から「登って見よう」と登行意欲が
辛うじてあるからだと思う。それに運動不足を解消したい願いもあった・・・。
★ 仲勃山 (チョボツヤマ)・・・
「仲勃山」これだけではチョボツヤマとは読めないが、この山の東側に流れる夕張川の支流でチョ
ボツナイ川であることが起因していると思われるが詳細は不明。川の左岸側に並行する林道は「水
湯の沢林道」で今回のルート上でも使用している。
国道274号線を夕張方面に走り、旧JR十三里駅を過ぎた付近から右折しすぐに「栄農橋」を渡る。
300m ほど進むと右手に農家らしき住宅が1軒あり、その先に林道出合があった。出合いには「水
湯の沢林道」と書かれた標識が立っていて驚く。ちょっと珍しいかなと思った・・。林道の右側は
農家の畑でビニールハウスがあり、農作業のため除雪されていた。林道の左側はチョボツナイ川が
流れている。出合いから150m ほど進むと除雪は終わりでそこを駐車地とした。農作業の邪魔にな
らないよう予め農家の方に駐車の許可を貰っていたので安心だが、駐車には配慮が必要と思う。
林道出合いに立つ標識
左が水湯の沢林道 右に農家のビニールハウスが並んでいる。車は林道の手前に停めた。
林道左手に流れる「チョボツナイ川」
★ 敢えてスノーシュー・・・
まだ2月なのに雪解けが進むこの地区の積雪は余りにも少ない。そんな中みなみんみんさんは敢え
て山スキーで慣行したが、途中で笹藪や倒木にも苦労した様子が覗えたので、私は敢えてスノーシ
ューで歩く事にした。昨夜さらっと新雪が積もり林道上のトレースは僅かに確認出来る程度でノー
トレに近かった。
スタートして10分ほどで出合うゲート
★ 冒険のルート変更・・・
スタートして20分ほど歩くと、右手に古いピンテと非常に狭い作業道らしき道に気が付く。
現在地をGPSで確認して見ると、もしこの作業道を使って数十メートル登れれば北尾根に達する
かもと読んだ。計画は、みなみんみんさんルートで北東尾根、取付きはもっと先にあるが、ソロだ
から冒険もありかとルートを変更する事にした。
作業道と言っても靴幅程度で急斜面をトラバースするように延びているだけである。慎重に辿りな
がらもスリルを楽しむ自分が居た。登り切ると広い林道に出て一安心、ふと先を見ると広い雪原が
見えて更に先には送電線の鉄塔があった。なんとなくある雪道を少し登って位置を確認すると標高
点232 の少し南側で北尾根に乗っかったと分かる。緩斜度の尾根で歩き易くこのまま南に進もうと
した時、突然トレースに出合った。それも比較的新しいスノーシュー痕だった。私の前に車は停ま
っていなかったので、今日のものではないと思ったが、進む方向が一緒ならば使わせて貰おうと辿
る事にした。
C250付近で送電線の近くに広い雪原があった。ここはまだ北尾根の下。
笹藪の北尾根上も林道跡と分かる・・・
途中から二日前に来ていたヤマッパーと思われるトレースを拝借・・・
たまには被写体の私も今日は主役です・・・
左側が北尾根上。その下にある林道跡を辿る・・・
★ ずっと作業道に導かれるが・・・
この山には、縦横無尽に作業道があるかのようにあちこちで交差する道に出合う。その度に方向を
確かめるが、基本トレース泥棒しただけだった・・・笑
北尾根上をC350まで登ると、予定していた北東尾根と合流する場所に着いた。ここからは頂上
までこの尾根を辿り、最後の急斜度の尾根に取付くのだろうと予想出来る。
それにしても意外だったのは、ずっと作業道が付いていて導かれるように登って来たように思えた。
北尾根C340付近から前方右に仲勃山を確認
正面に仲勃山を望む平坦な北東尾根と合流
いよいよ頂上へ取付き小さな北東尾根に取付くが半端ない斜度があった
★ 初ピークはやっぱりいいね・・・
標高差約100m、頂上に繋がる小さな北東尾根は余りにも急に見えた。
本来なら登っているシーンをカメラに収めたかったが、自撮りするには時間がかかるなぁと思い記
憶に収める。幸いトレースがありその上を辿るとなんとか登れそうだった。取付きから約25分掛
かったが、ようやく頂上尾根に登るとすぐ右側にピンテが見えた。そして、初ピークを踏む。
風は微風で寒くは無かった。
日曜なのに貸切のピーク、展望は北側だけで木々の合間から登って来た部落と畑、そして国道を走
る車が見えた。しかし、この山の三角点は最高点ではなく山頂西端にあり東のコブの方が幾分高い。
歩き易いので東端まで行くと北東方向に夕張岳が遠望出来た。一番いいビューポイントは途中にあ
ってその写真が下である。
達成感ある初ピークだった。
山頂には標識が無くマイ標識で自撮りする (セルフタイマー)
頂上尾根から望む夕張岳 (右)と芦別岳 (左)は絶景だった・・・
★ 下りもルート変更・・・
頂上に長居する事が慣れていないので、せっかく持って来たカップ麺を食べる事無く下山体制に入
った。登りより怖い急斜度の下り、慎重に一歩ずつ・・・なんとか降りれた。
後は来た道を戻ろうと決めて足早になる。そして北尾根の標高約230付近で出合ったトレースに
別れを告げて来た道に戻った。しかし、そのすぐ後別の林道が気になった。送電線鉄塔の下で北に
延びてそうな林道だったので、また冒険したくなった。標高点232のすぐ東側を通り出口は近い
と確信する。するとどうだろう・・。またトレースに出合い、それは別れを告げた同じトレースだ
った。
最後は、小さくも急斜度の沢形を辿りC160付近で林道に降りた。
トレースは、そのまま下に降りて畑の方に向かっていたが、私は林道を右の方に歩き、最初の水湯
の沢林道と合流してほどなく駐車地に着いた。丁度1時間で着いてしまった。
鉄塔下にある林道・・・分かりますか?これを辿って見ました。
無事、到着です。
★ 里山の引出しにいれようっと・・・
自宅から登山口まで約25分。登り約2時間、下り約1時間は手頃でルート上の変化も楽しめる。
もっと積雪があればスキー登行も可能かも知れないしルートも色々なバリエーションが作れそうだ
った。どちらかと言うとソロ活はやっぱり馴染まないが、こうした手頃な低山ならソロもありかと
改めた。チャンスがあれば妻チーヤンにもここを案内出来ればと思う下山だった・・。