黒駒 寺社参拝記

畿内を中心とした寺社参拝記です。主に西国三十三所や聖徳太子霊場を巡礼中です。

雪の清水寺

2008-02-10 17:29:24 | 西国三十三所巡礼
3連休2日目の今日は早朝から京都へと行きました。
目的は2つ。ひとつは清水寺参詣ともうひとつは運転免許の更新です。

さて京都市内は先週に引き続き雪が降っていたみたいで山麓に近い
清水寺は雪化粧していました。京都市内は雪は降っても積雪はあまり
しないので雪化粧が見られるのはけっこうラッキーです。

今日、清水寺へ参詣したのは毎月第2、4週の日曜日の朝に行われる観音経読誦会に
参加するためと観音経の写経を納経するためです。
時間的に余裕をもって朝5時過ぎに車で家を出ましたが積雪によって
速度を落とした車がけっこういたので予定より遅く清水寺へ着いた時には7時半を過ぎていて
読誦会はもう始まっていたので途中から入りました。

観音経ー正式には「妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五」といいます。
日本の浄土教以外の多くの宗派で読まれるお経ですが、宗派やお寺や地域に
よって細かいところで読み方が異なります。僕は東京の浅草寺と京都の三十三間堂の
読誦会に今まで行っていますが、どちらも天台宗式の読み方で馴染みがあるのですが
今日の清水寺(北法相宗)は所々異なっていて、つっかえましたね。

顕著なのが「天、竜、夜叉、乾闥婆、阿修羅、迦楼羅、緊那羅、摩候羅迦」の
ところで天台宗や日蓮宗では「あしゅらー」「かるらー」「きんなーら」の
それぞれは木魚2打ちで一読みしますが、清水寺では木魚3打ちでした。
だからゆっくりめの読み方になります。最後の「まごらか」は「まーごらか」か
「まごらーか」ですが、清水寺では木魚1打1読なので「まーごーらーかー」に
なります。
ちなみに法隆寺(聖徳宗)の観音経や般若心経の読み方も独特すぎて普通の読み方では
絶対についてはいけませんね。

さて雪の清水寺の写真をUPしましょう。
積雪のため「清水の舞台」は立ち入り禁止です。もし入ったら即すってんころりん
ですよw 途中の石段もかなりちゅるちゅるでしたから♪



本堂から子安の塔を望む。雪のため子安の塔への道も封鎖されていました。



本堂から奥の院を望む。奥の院の舞台上も立ち入り不可でした。



雪化粧の清水寺本堂。