西国巡礼の翌日にはお隣高浜の中山寺に参拝しました。
こちらの本尊馬頭観音は通常秘仏なのですが、33年に1度のご開帳があって、今回は平成22年5月から
平成24年5月20日までの2年間の開帳です。しかも残りあと1週間というギリギリセーフでの拝観でした。
中山寺は青葉山中にあり山号は青葉山、同じく青葉山中の舞鶴側には西国第29番のやはり山号が青葉山の
松尾寺があるわけであります。どちらもご本尊は馬頭観音。高浜にはさらに馬居寺という馬を寺名に冠した
やはり馬頭観音を本尊とする寺もあります。この並びは馬頭観音文化圏といってもいいエリアですが、
古代からの日本海の港であり海産物を都へ送る交通の要衝でもある地であるから、交通安全の馬頭観音が
ことさら信仰されたのでしょうか。
中山寺は青葉山の中腹にあります。松尾寺から林道を通っても行けるし、国道27線からも行けます。
道は舗装道路なので道幅は狭いですけど車での参拝も大丈夫。

中山寺の仁王門

金剛力士像は鎌倉時代の作像で重要文化財。こちらの仁王さんは阿形が両腕を下げて踏ん張る形で吽形が
腕を上げて威嚇する形です。

仁王門をくぐると石段があり、そこをのぼりきると右手に本堂が見えてきます。本堂はこれも鎌倉時代の建築で
重要文化財です。高浜・小浜一帯の寺院に見られる桧皮葺きの美しい本堂です。

石段をあがって左手に受付兼納経所があり、そこでまず入山料を支払ます。納経帳を預けていざ本堂へ。
本堂内の厨子の扉は開かれていて秘仏の馬頭観音がすぐそばで拝観できました。ご住職がやってこられて
中山寺の歴史、建物や仏像についての説明を約5分にわたって丁寧に説明いただきました。
さて秘仏本尊の馬頭観音ですが、中山寺のHPで見ることはできます→コチラ
大変迫力のある馬頭さんでしばらく見入っておりました。その時団体さんが来たので一旦後方へ退避・・・。
引率のツアコンの人が「私はこの観音さまは顔が怖いけど微笑みかけてくれてるように見えます…」と説明。
(ふ~ん、そんなもんかな、どれどれ・・・)とその団体さんがはけた後にじっくり見てみると、いやいや怖いお顔です!
たしか松尾寺の秘仏本尊馬頭観音は笑顔というかもはや笑い皺もあって大爆笑面でしたが、こちらの馬頭さんは
確実に怒ってらっしゃる。よく仏像のお顔は見ている自分の心の内を映す・・・などとも言われますが、
ということは私の心が怒りで満ちてるのか?それとも何かうしろめたいことがあるのか?それとも真理を
見通す達観ができてないのか?・・・どうなんでしょうね? 私は仏像にしろ絵画にしろ音楽にしろ、
芸術作品を見る場合には写実的にしか見る目を持ち合わせていないので、そこにある奥の深さとか真理とかは
正直わからんのです。でも私にはそれで充分です。迫力満点の怖いお顔の馬頭観音さまにお会いできて
感激感謝です。次も33年後かな~?またお目にかかれるかな?
さて中山寺、青葉山の中腹にあるだけあって眺めもよろしい。眼下に和田海岸を一望。


隣町なのにこの中山寺が初めての参拝。高浜も小浜もまだまだ未見のお寺がゴロゴロあります。
今後の楽しみです!
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こちらの本尊馬頭観音は通常秘仏なのですが、33年に1度のご開帳があって、今回は平成22年5月から
平成24年5月20日までの2年間の開帳です。しかも残りあと1週間というギリギリセーフでの拝観でした。
中山寺は青葉山中にあり山号は青葉山、同じく青葉山中の舞鶴側には西国第29番のやはり山号が青葉山の
松尾寺があるわけであります。どちらもご本尊は馬頭観音。高浜にはさらに馬居寺という馬を寺名に冠した
やはり馬頭観音を本尊とする寺もあります。この並びは馬頭観音文化圏といってもいいエリアですが、
古代からの日本海の港であり海産物を都へ送る交通の要衝でもある地であるから、交通安全の馬頭観音が
ことさら信仰されたのでしょうか。
中山寺は青葉山の中腹にあります。松尾寺から林道を通っても行けるし、国道27線からも行けます。
道は舗装道路なので道幅は狭いですけど車での参拝も大丈夫。

中山寺の仁王門

金剛力士像は鎌倉時代の作像で重要文化財。こちらの仁王さんは阿形が両腕を下げて踏ん張る形で吽形が
腕を上げて威嚇する形です。


仁王門をくぐると石段があり、そこをのぼりきると右手に本堂が見えてきます。本堂はこれも鎌倉時代の建築で
重要文化財です。高浜・小浜一帯の寺院に見られる桧皮葺きの美しい本堂です。

石段をあがって左手に受付兼納経所があり、そこでまず入山料を支払ます。納経帳を預けていざ本堂へ。
本堂内の厨子の扉は開かれていて秘仏の馬頭観音がすぐそばで拝観できました。ご住職がやってこられて
中山寺の歴史、建物や仏像についての説明を約5分にわたって丁寧に説明いただきました。
さて秘仏本尊の馬頭観音ですが、中山寺のHPで見ることはできます→コチラ
大変迫力のある馬頭さんでしばらく見入っておりました。その時団体さんが来たので一旦後方へ退避・・・。
引率のツアコンの人が「私はこの観音さまは顔が怖いけど微笑みかけてくれてるように見えます…」と説明。
(ふ~ん、そんなもんかな、どれどれ・・・)とその団体さんがはけた後にじっくり見てみると、いやいや怖いお顔です!
たしか松尾寺の秘仏本尊馬頭観音は笑顔というかもはや笑い皺もあって大爆笑面でしたが、こちらの馬頭さんは
確実に怒ってらっしゃる。よく仏像のお顔は見ている自分の心の内を映す・・・などとも言われますが、
ということは私の心が怒りで満ちてるのか?それとも何かうしろめたいことがあるのか?それとも真理を
見通す達観ができてないのか?・・・どうなんでしょうね? 私は仏像にしろ絵画にしろ音楽にしろ、
芸術作品を見る場合には写実的にしか見る目を持ち合わせていないので、そこにある奥の深さとか真理とかは
正直わからんのです。でも私にはそれで充分です。迫力満点の怖いお顔の馬頭観音さまにお会いできて
感激感謝です。次も33年後かな~?またお目にかかれるかな?
さて中山寺、青葉山の中腹にあるだけあって眺めもよろしい。眼下に和田海岸を一望。


隣町なのにこの中山寺が初めての参拝。高浜も小浜もまだまだ未見のお寺がゴロゴロあります。
今後の楽しみです!

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