黒駒 寺社参拝記

畿内を中心とした寺社参拝記です。主に西国三十三所や聖徳太子霊場を巡礼中です。

都七福神巡りその4~革堂・六波羅蜜寺~

2009-01-16 21:36:39 | 京都の寺社・御所・離宮
赤山禅院を出た時にもう午後1時半をまわっていたので、残り3社寺がまわりきれるか
どうか判断に迷うところでしたが、効率よく動けば間に合うかも?と判断して
続行することに決断しました。

地下鉄北山駅に戻って、地下鉄で京都御所北側の丸太町で下車。
そこから革堂までは徒歩約15分。もう何回も歩きなれた道のりです。
年末に西国観音霊場としての革堂は参詣しましたが、この日の参詣は
七福神のうち「寿老人」を祀る寿老人堂です。


年末は人少ない境内でしたが、この日は納経所に長蛇の列ができるほど
参詣者でごった返しておりました。革堂は3月中旬よりご本尊開帳が始まります。
その時にまた参詣します。

次に革堂から三条、四条と下って大和大路にある「恵比寿神社」へ。
さてさて、この日は1月11日・・・初えびすの真っ最中ですよ。
前日の春日大社も笹持った人が多かったのを思い出しました。
案の定、参道付近はテキヤが出ていてすんごい人の数。鳥居にたどり着くまでに
参詣の列ができていました。とりあえず回避!回避!

それで恵比寿神社からさらに南へ徒歩で10分ほど近所にある「六波羅蜜寺」へ。
ここも西国観音霊場ですが、この日は弁財天を祀る弁天堂へお参り・・・と
門を入ったところすぐにある弁天堂はすてに人だかりしていました。
人気スポットなんですね、七福神は。


六波羅蜜寺を出て、いざ恵比寿神社へ! あの人混みに勝てるかな?


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都七福神巡りその3~松ヶ崎大黒天(妙円寺)・赤山禅院~

2009-01-15 21:45:36 | 京都の寺社・御所・離宮
東寺を出てから一気に京都市内の北山通へ地下鉄で行きます。
七福神のうち「大黒天」をお祀りする松ヶ崎大黒天、正式には
日蓮宗松崎山妙円寺です。お寺の入り口は鳥居です。


本尊の大黒天を祀る本堂。境内は小さいです。初詣や縁日は人で賑わうそうですが
僕が行った時は昼時だったためか、人はいなかったです。


松ヶ崎大黒天を出て修学院離宮道を歩いて約20分ほどで「福禄寿神」を祀る
赤山禅院に到着しました。こちらも鳥居です。しかも「赤山明神」という神号。
神仏習合ですね。


こちらは京都御所の鬼門にあたるので、特に鬼門封じのお寺としての性格が強い
お寺です。本尊は「赤山明神」 延暦寺の塔頭のひとつでもあります。
鬼門封じのためにおサルさんの像が屋根の上に・・・。


拡大してみるとご幣と鈴を持ったおサルさんがわかりますね。でもなぜか金網の中・・・。


福禄寿神を祀るお堂。この境内もそんなに広くはないけど紅葉の名所として有名です。


赤山禅院の「皇城表鬼門」のご朱印。なんかカコイイ!


赤山禅院を出ると午後1時半・・・。足も歩き疲れで痛いのでもうこの日は止めに
しようかなと思いましたが、女子駅伝のランナーを見て最後まで頑張ることに
しました。次に目指すは西国札所でお馴染みの革堂です。う~ん、2週間ぶり!

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都七福神巡りその2~教王護国寺(東寺)~

2009-01-14 21:19:19 | 京都の寺社・御所・離宮
萬福寺を出て再びJRに乗って桃山で近鉄に乗り換えて、京都駅の手前が
東寺駅です。東寺駅から歩いて5分ほどで東寺に到着。
日本一大きな木造五重塔は新幹線で京都にやって来た人が1番最初に目にする
京都のシンボルですね。


この日全くの偶然だったのですが、真言宗で最も重要な儀式とされる
「後七日御修法」(ごしちにちのみしほ)の中日法要があり、勅使が灌頂院に
入られる行列を拝見しました。この法要は天皇陛下の御衣を加持して
玉体安穏・国家安泰などを祈念するもので明治以前は宮中で行われていた法要です。
現在では東寺で行いますが、勅使が差遣されて皇室との縁が深い法要です。


さて都七福神巡りですが、東寺は「毘沙門天」をお祀りしています。毘沙門天堂。


久しぶりに金堂の五大明王も拝観したかったですが、時間がないので先を急ぎました。
残り5社寺。次はぐーんと北へと参ります!


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都七福神巡りその1~宇治・黄檗宗萬福寺~

2009-01-13 20:32:09 | 京都の寺社・御所・離宮
奈良を後にして2日目の日曜日は京都で「都七福神巡り」をしました。
七福神巡りをするのは初めてでして、7寺社のうち初めて参拝したところも
3箇所あります。

奈良方面から入ったので1番最初に参拝したのは宇治の黄檗宗萬福寺です。
こちらは初めて行くお寺です。黄檗の地名は知っていてもこのお寺のことは
よく知りませんでした。

パンフレットによると創建は西暦1661年、江戸前期になりますから
比較的新しいお寺です。中国僧である陰元禅師による開創で後水尾院や
将軍家綱の尊崇を得て繁栄したそうです。禅宗ですが、伽藍配置や儀式は
すべて中国明代に倣ったものということで、伽藍全域は重要文化財です。
読経も中国式の発音ということで興味ありますね。

JR黄檗駅から徒歩で5分ほど。三門は大きく立派です。


七福神のうち「布袋尊」(弥勒菩薩の化身)を祀る天王殿。


廻廊です。中国っぽいですね。


本堂である「大雄宝殿」堂内には本尊の釈迦牟尼佛像が安置されています。


大雄宝殿前の香炉の銘には「大清乾隆年製」とありました。清代の乾隆帝時代だと18世紀のものですね。


とても大きな魚板。2mは超えてるかと。今も使用されているそうですが、どんな音がするんだろ?



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初詣~南都 春日大社・東大寺・興福寺~

2009-01-12 12:47:51 | 奈良の寺社
さて、雪がチラホラする斑鳩を正午過ぎにあとにして奈良市内へと移動。
まずは春日大社にお参りです。この時期に春日大社に社参することが
過去にもありましたが、今回はなにやら参拝客が多い?と感じていましたら、
この日は1月10日・・・初ゑびすなんで境内のえびす神社にお参りする人が
多かったんですね。縁起物を結んだ笹を持った人がたくさんいました。


春日大社参拝のあとは若草山への道を通って東大寺の諸堂へ。
二月堂(観音堂)、四月堂(三昧堂)、そして三月堂(法華堂)を順次お参りしました。
このうち三月堂は有料拝観なので毎回堂内に入ることはありませんが、4年ぶりに
拝観しました。拝観記はまた次回書きます。


今回はこれも久しぶりに大仏殿(金堂)にも入ろうかと思っていましたけど
思いのほか三月堂でまったりしてしまって、もう午後4時過ぎになっていたので
そのまま大仏殿を横目に通過して興福寺まで下りました。
この時点で日没間近。昼間までは曇天で時折雪のちらつく天候でしたが
夕方には晴れ間も見えて、猿沢池越しの五重塔や南円堂も夕陽に映えていました。




南円堂は本尊結縁ご開帳は昨秋で終っていますが、お手綱はまだ繋がっていました。


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