たかつき環境市民会議ブログ

たかつき環境市民会議のブログです

たかつき市民環境大学

2025-02-07 13:18:59 | たかつき市民環境大学

第29回「環境活動の輪を広げる」2025年2月6日(木)

講師 近畿大学教授 久 隆浩 様

会場 クロスパル高槻 401号

今回の講師の久様は近畿大学の教授であり、高槻市の景観審議会の委員も務められています。また茨木市の子育て複合施設おにクルの館長も歴任されています。

おにクルはそのネーミングと建築もすてきで開館当初から気になっていた場所でした。

少し調べてみるとおにクルという名称は一般公募で6歳の子どもさんが考えたものだそうです。

子どものセンスは素晴らしいと感心するばかり。

今回のテーマ「環境活動の輪を広げよう」に沿ってまず、環境問題の変遷について学びました。

高度経済成長による環境悪化は、身近な私たちの生活が原因とされるものが主流になってきているとのこと。

黙っているわけにはいかないのですが・・・

今こそ私たち一人ひとりが地球規模で環境を守るために動こうとするけど、その想いや活動の輪はなかなか広がらない。

どのように「気づき」を促して、どのように「共感」を持ってもらうか・・・

needとwantが重なればうまくいく。

是非ともこの人にという相手に向けてターゲットを絞って発信することが大切だと教えていただきました。

一言ピッチ・・・ 短く 簡単に 響くものを

質問型ピッチ・・・質問を投げ掛けられると人は反応する

押韻型ピッチ・・・押韻にはすんなりと受け入れやすい力がある

メールの件名ピッチ・・・いかにも役立ちそうな何それと好奇心をくすぐる件名がいいそうですが、私はこれも短めが好きです。

ツイッターピッチ・・・140文字は意外に少ないです。

ピクサーピッチ・・・ピクサー映画には一定の法則があってそのルールを使って物語を組み立てると印象深くできる

色々方法があるので、練習すればあの人にあのことを上手く伝えられるかも・・・

 

環境と言わない環境活動

楽しみながら、自主性や自律性を大切に活動すればやりがいも増し継続できると考えられます。

野菜の皮だけクッキングのレシピの考案などはフードロスを減らす楽しい企画ではないでしょうか。(今思いつきました)。私は多分先生の教えの罠にはまって今まさにその気にさせられたのかもしれないです。

対話と議論の違いは結論を出すか出さないかというところだそうです。

これからはネットワーク型の活動が大切でそのためには地域の中でプラットフォーム的な場所とその場所を作る人の存在が重要になるというお話でした。

たかつき市民環境大学や、そのOB会はこれからの高槻の未来環境を考えるプラットホームとしてその役割はたくさんあると思いました。

午後は今期最後の講座

第30回「ワークショップ2」です。

テーマはいくつかの中から受講生の皆さんが選んだ3つになりました。

「高槻の山や川の保全」「マイクロプラスチックの削減」「PFOS PFOA(有機フッ素化合物)を知ろう」

4つの班に分かれてデイスカッションをしながら1枚の模造紙にまとめて最後に発表会をするという流れです。

皆さん 慣れない事なので戸惑いながらも準備した自分の意見が書かれた付箋を元に各班ごとにストーリーが出来上がっていきました。

とても情報量も多く、多彩な意見が盛り込まれていて、各班共に発表の仕方も工夫されていました。

素晴らしいワークショップになったと感じました。

皆さん 1年間 お疲れ様でした。

次回は  2月20日(木) 10:00〜12:00 卒業式です。

 

 

 


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たつの子園児さんとの「木の実工作」

2025-01-30 05:29:56 | 里山グループ

1月20日(月)

場所:阿武山たつの子認定こども園

里山グループ参加者:8名

たつの子認定こども園の室内で、年長さん達と木の実工作をしました。

一年で一番寒くなるこの時期、公園に出かけて樹木観察をして、園児さんの体に影響があってはいけないと、昨年から企画している講座です。

一人ひとりの前に、白いトレイと材料が置かれています。

園児さんは講師の話を熱心に聴いて、土台に木の実を付けて行きます。

「先生、紙粘土の大きさは このくらい?」

とてもきれいに丸めています。

大きな木の実がどんどん土台についていきます。

そろそろ目玉や飾りをつけましょうか。

みんなの工夫が詰まった、すてきな木の実工作ができました♬

たっぷりつけたボンドも、乾くと透明になるから心配ないよ。

みんな とても楽しそうに工作をしてくれていました。

作り終えて「もっと作りたい!」と訴えに来る園児さんも(^o^)

 

思い出いっぱいのこども園、3月になったら卒園ですね。

小学生になっても、時々 木の枝や木の実を見ては

「これは何の木だったかな?」と思い出してください。

 

この日の講師です。


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たかつき市民環境大学

2025-01-27 17:42:55 | たかつき市民環境大学

第27回 「北摂地域の地形と地質」

日時:2025年1月23日(木)10時〜12時

講師:大阪市立自然史博物館 学芸課長代理 中条武司さん

場所:あくあぴあ芥川多目的ホール

 

今回の講義は、「北摂地域の地形と地質」〜地形・地質を知って防災意識を高める〜

という、私たちの住んでいる地域での身近なテーマでお話をしてくださいました。

 

岩石には「火成岩」「堆積岩」「変成岩」の3種類あり、それぞれの場所の自然の力で、様々な特徴の岩石出来るそうです。

大阪・北摂地域の地形と断層は、山地と平野の境目に断層が通っていることが分かります。

古い時代にできた岩石は山に出ており、新しい時代に出来た地層は平野に出ていることから、地形と地質は関係している部分が多いのではと教えてくださいました。

地震のニュースでよく聞くプレートは年間数センチ移動しており、プレートの上の堆積物(川からの土砂や火山灰、プランクトンなど)がプレートと一緒に海溝に沈み込み地層が形成されます。これを付加体といい、北摂なら超丹波帯・丹波帯があり、スライドの写真は高槻で撮られた岩石とのことでした。

地震についても詳しく教えていただきました。大阪周辺では過去から繰り返しプレート境界型の地震が起こっており、最近では安政の大地震、昭和東南海地震、昭和南海地震とあり100年周期で起こっているそうです。

高槻には有馬ー高槻断層帯が走っており、午後からの地層の見学を前に受講生の方々も、熱心に聴講されていました。

 

最後に中条先生より。自分でオリジナルのハザードマップを作ってみてください。自分の家の周りの防災マップができ、また過去からの地域の変遍を知るきっかけになったり、古くから暮らす人から聞き取りを行うことで、地域の歴史を知るきっかけになります。地図を読み取ったり、地域の地質・成り立ちを知るのは減災に重要ですと話されていました。

今年は兵庫県南部地震が発生して30年となります。

今日学んだことを活かし、今一度私たちができる防災、減災について考えたいと思います。

 

 

第28回 「北摂地域の地形と地質」

日時:2025年1月23日(木)13時~15時

講師:大阪市立自然史博物館 学芸課長代理 中条武司さん

場所:あくあぴあ芥川前河川敷から今城塚古墳

 

午後からは河原の石の観察。あくあぴあ前の河原に向けて出発です。

今回は3班に分かれて石の仲間分けを行います。まず初めに、中条先生より石の見分け方について説明がありました。石の色や模様、粒の状態や硬さなど観察しながら分けていってくださいとのことでした。

持ち寄った石を仲間分けしていきます。みなさん真剣な眼差しで石を観察されていました。

仲間分けされた石の解説をしてくださいました。芥川には「花崗岩」「チャート」「石灰岩」「安山岩」「流紋岩」があり、特に「花崗岩」は大阪では高槻の出灰だけだそうです。

石の観察の後は、地層の観察をしながら今城塚古墳まで歩きました。

無事今城塚古墳に到着することができました。

中条先生より。高槻は東西に自然がつくった地形がつながっている。身近に見ることができるのは高槻の特権であることを覚えておいてくださいと仰ってました。

みなさま、お疲れ様でした。

 

次回は 2025年2月6日(木)

第29回講座 「環境活動の輪を広げる」

第30回講座 「ワークショップ」  です

 


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如是小学校3年生環境学習 「クズのつるを使ってリースつくり」を実施しました

2025-01-24 16:01:10 | 津之江公園再生活動

令和6年12月17日津之江公園自然再生エリアで如是小学校3年生の環境学習で「クズのつるを使ってリースつくり」を行いました。

生徒たちは自然再生エリア入口の丘陵部や女瀬川の河原でリース作りに使うクズのつるを自分で採って

津之江公園を活かす会の会員さんに手順を聴きながら自分たちでリースの輪をつくり、教室まで持って帰

りました。

1組、2組の各教室で「活かす会」の皆さんが用意した飾り物のマツボックリ、ドングリやヒノキの葉など

の飾り物や家から持ってきたリボンや綿をボンドなどを使いながら、先ほど作ったリースの輪に色々と工

夫しながら飾り付けていきました。

           (1組の作業風景)

          (2組の作業風景)

          (1組の集合写真)

          (2組の集合写真)

リースが完成してみんな大変喜んでいました。


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萩谷フィールドCの整備と竹ぼうき作り

2025-01-24 14:03:40 | 里山グループ

1月18日(金)曇り

場所:萩谷フィールドC

参加者:16名

 

今年初めての萩谷フィールドCの整備を行ないました。

斜面に生えていて 道路側に倒れると危険な竹を伐採しました。

また、以前に伐られたものの、他の竹に引っ掛かって空中に渡されていた竹を取り払いました。

そして、希望者による竹ぼうき作りも実施しました。

切り倒した竹から払った枝を、数カ月間乾燥させたものを使います。

講師の説明を聴きながら、長さや枝元を揃えていきます。

一人が10本の枝をまとめ、それを更に3人分30本の揃えます。

力を合わせて、仮紐を使いながらしっかりと針金で縛って、1本のほうきができます。

まだ、たくさんの葉っぱが付いています。これが枯れて落ちたら、ほうきとして使えます。

後で 柄の部分に棕櫚縄を巻いたら完成です。

この日は2本のほうきができました。

このように、今後の活動を日々模索し、企画や試作をする機会が増えました。

とても楽しいグループです。


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