たかつき環境市民会議ブログ

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たかつき市民環境大学 生きものを通して環境を見る

2018-08-31 21:17:14 | たかつき市民環境大学

8月30日(木)午前 第10回講座「芥川の水質と生物」講師:田口圭介さん・NPO法人芥川倶楽部理事長、TKK自然観察会代表 於:「あくあぴあ芥川」3階多目的ホール 座学

淀川水系の一級河川である芥川。延長約24km、流域面積約52㎢。城西橋より上流域は大阪府の管轄、下流域は国土交通省管轄。芥川の概要を学んだ後、70年代から近年に至るまでの水質(BOD)経年変化をみました。工場排水が規制されたり、下水道が整備され、水質の向上がみられます。府、市など関係機関の取り組みはもとより、とりわけ市民グループが根気よく続けてこられた自然観察会などの活動が光ります。芥川の底生生物の観察結果から水質汚濁階級の推移もみることができました。しかし講師の田口さんは、生きものの生息情報は、水質だけではなく川の水環境を総合的に判断できる指標になると指摘され、水環境をより良いものにして次代に引き継ぐことが重要であると結ばれました。

同日 午後 第11回講座「水生昆虫を調べよう」講師同上。フィールドワーク 於:「あくあぴあ芥川」前・芥川、西の川原橋付近

たかつき環境市民会議の方による捕獲の方法のご指導や水流の測定の後、受講生は網とバケツなどを手に水生昆虫を探して川へ。講師の田口さんは、河原に座り込み、受講生が運んでくる生物を丁寧に仕分けしていく。シロタニガワカゲロウなどカゲロウの仲間、ヒゲナガカワトビゲラなどトビゲラの仲間、ひょっとしたら出会えるかもと言われていたハグロトンボも捕獲しました。カワニナ、サカマキガイ、ヒル、エビ類、サワガニなどとあわせ、水生昆虫16種が捕獲できました。あくあぴあの多目的ホールに戻り、顕微鏡でシロタニガワカゲロウのひれが動く様子や頭にある4個の白斑などを確認しました。


次回講座 9月13日(木)午前 第12回講座「植物入門」座学 講師:高田みちよさん・「あくあぴあ芥川」主任学芸員 於:「あくあぴあ芥川」3階多目的ホール

同日 午後 第13回講座「水草を観察してみよう」フィールドワーク 講師:同上 於:「あくあぴあ芥川」周辺の田んぼ、水路 


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