10月17日午前 第19回講座「世界の財産 鵜殿のヨシ原」 講師:鵜殿ヨシ原研究所 所長 小山弘道さん 於:五領公民館
淀川の右岸にある広さ75㎢鵜殿には、豊かな生き物の世界がある。オオタカ、ハヤブサ、タヌキ、イタチなどの動物、希少種の植物「トネハナヤスリ」「ノウルシ」「ミコシガヤ」が自生している。世界無形文化遺産「雅楽」を支える「ヒチリキ」のリードのヨシは、鵜殿が日本の中で最上の産地である。1975年から調査、保護されてきたヨシの現状を学んだ。
新名神高速道路の巨大な橋が鵜殿ヨシ原を横断することになり、ヨシ原の自然環境に対して、橋脚の位置、本数、構造が環境、期間に負荷をかけない設計になっている。
同日午後 第20回講座「鵜殿ヨシ原を歩いてみよう」 講師:午前と同じ 小山弘道さん 於:鵜殿のヨシ原
淀川堤防からは、比叡山、天王山、男山が、眼下にはヨシ原が広がっていた。
広いヨシ原に入ると、カナムグラがヨシを押し倒している。茶色の穂のヨシ、白い穂をしたオギ(ススキと間違えられる)、セイタカヨシの違いを観察した。最後に、新名神の橋脚の工事現場を観た。