10月21日(木)午前
第12回講座「生物多様性保全と里地里山」
講師:兵庫県立大学 名誉教授 服部 保 さん 場所:原公民館
「生物多様性」とは単にたくさんの生物が存在していることを意味しているのではなく、たくさんの生物をまもることがヒトが生きていくために絶対に必要なことである。ただ地球規模の環境変化や人間の様々な活動によりすべての生き物の絶滅危惧種の割合が増えつつあり、絶滅速度も急激に早くなっていることを学んだ。
里山とはヒトが作り出した植生である。しかし燃料革命以降、里山林は放置され放置林となって、高槻では本当の里山(里山林)を見ることができない。国内においても同様に里山林が消滅しており、人によって育成された里山林は、ほぼ残っていないことを学んだ。
10月21日(木)午後
第13回講座「里山を歩いてみよう」
講師:引続き 服部 保 さん 場所:原地区
原公民館から八坂神社へ向かい、台風で被害にあった神社近隣の樹木を観察。その後、里山へ。
視覚だけではなく触れ、味わい、嗅ぐなど五感を使って植物を観察しました。また里山が放置林となり照葉二次林化している現状も観察しました。
受講生とっては初秋の原地区の散策を楽しみながら、里山保全の担い手となる必要性を感じ、学んだ一日になったと思います。
次週10月28日(木)は第一回自主観察会 午前:京都大学阿武山地震観測所見学 午後:ハニワ工場館見学 予定
次回の講座は、11月4日(木) 午前「北摂地域の地形と資質」 午後「地質を観察してみよう」 開催予定。