7月14日(木曜)午前
第6回 講座 「市民、地域主導による再生エネルギー普及」
講師:元日本環境学会 会長 和田 武 さん
場所:クロスパル高槻 402会議室
地球温暖化防止はまさに切羽詰まった待ったなしの状況にきていることを、大規模火災・凍土融解・海水酸性化 等の現象例を挙げて、熱く語られました。デンマーク・ドイツを例に挙げて、世界各国が再生可能エネルギー中心の社会構築に取り組んでおり、市民・地域主導による普及活動が必要であること、日本においては原発重視の逆風の動きがあり、抜本的に取り組んでいかないと取り残される恐れがあることを力説されました。
受講生からは地球温暖化防止対策について欧州との比較において、日本は遅れていること、意識改革が必要なこと、また一方では原子力排除が必ずしも正しいとは思わないとの感想もあり、地球温暖化対策の重要性をあらためて認識させられた機会になりました。
午後
第7回 講座 「地球温暖化対策の動向と省CO2社会に向けた取り組み」
講師:大阪ガスネットワーク株式会社 北東部事業部 地域コミュニティ室 室長 清水 拓哉 さん
場所:クロスパル高槻 402会議室
前半は大阪ガスの社史、都市ガス(液化天然ガス)の概要、地震や停電時の対策・対応について説明されました。後半は事業者の立場からメタネーション技術(CO2を水素と反応させてメタンを合成、CO2をリサイクルすることで排出量を抑制する)によるカーボンニュートラルの実現に向けて説明を受けました。
受講生からはガス事業の内容やCO2をリサイクルする方法で脱炭素社会を実現する取り組みを知って勉強になったとの意見が多く出ました。
次回の講座 7月28日(木曜) 9:00~15:00 <開始時間が通常より1時間早め>
午前 「脱炭素社会に向けた住宅・建築物の省エネ対策」
午後 「エネルギーセンターの見学」
場所 エネルギーセンター
以上