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保険社会を問い直すー辻信一「スロー・イズ・ビューティフル」を読んで

2011-04-08 20:40:48 | 日記
明治学院大学で文化人類学を教え環境・文化活動「ナマケモノクラブ」の世話人をしている辻信一さんの本「スロー・イズ・ビューティフル」に次のようなことが書かれています。

 「今」はまるで、いつ行っても予約でふさがっている歯科医みたいだ。
 このことは現代社会が「保険社会」であることと深く関係しているだろう。年金や積み立て貯金をはじめ、広い意味での保険によって、我々は「今」を削り、切り詰めては「将来」を購おうとしているのだ。自分の命が終わることで家族の未来が確保される生命保険というしかけ。傷害保険や火災保険をはじめ、ありとあらゆる災難を想定し、それに対処しうる自分を準備するはずの保険の数々。「腕のない」とか「命のない」未来を備えて、そこでは、からだの部位のひとつひとつに、そして、命そのものに値がつけられている。
辻信一「スロー・イズ・ビューティフル」(平凡社)より

保険代理店の私が、このような文章を取り上げるのはおかしいと思われるかもしれませんが、現代における人間の生き方そのものが問われているような気がします。人それぞれ生き方は様々で、その人の人生の目的に合わせて準備することは大切なことですが、将来のありとあらゆる事に思い悩み今の自分を失っている現実があるように感じます。今、このとき、この命を大切に・・・
コメント
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