真の復興は全ての人の創造力の結集

なにやら国会では統一地方選挙の民主党の敗北をうけて足の引っ張り合いのような論戦をくりひろげていますが、復興の話も政局がらみで、未来に向けた創造的な発想が生まれてきません。政治だけでなく経済も一般社会もみんなの力を結集していかなければ良いものは生まれないでしょう。
そういっている私もついつい政治がイカン、経済がイカンの評論家のように人任せに陥ってしまいます。
人に任せていると自分の良いところを見失ってしまいます。誰でもどんな人でも素敵なものを持っていると思います。その素敵なものを結ぶのはやはり人です。人と人とが結び合って新しい社会が創られます。
明治維新も薩摩と長州の政治だけで創りあげたのではありません。たとえば渋沢栄一は明治に入って最初は大蔵省に出仕しましたが、民間人として様々な企業を立ち上げ教育や福祉の事業も立ち上げていきました。渋沢栄一の著書に「論語と算盤」という本がありますが、正しい道理の富でなければならないと述べています。政治も経済も、そして一般社会も正しい道理に基づいた新しい日本を創造することが復興への第一歩ではないでしょうか。