「人間、長寿の法というも、ほかにはない。俗物には飲食を摂して適度に運動を務めなさいといえばそれでよいが、しかし大人物にはそうはいかない。見なさい、おれなどはいくら寒くっても、こんな薄っぺらな着物を着て、こんな煎餅のような布団の上に坐っているばかりで、別段運動ということをするわけでもないが、それでも気血はちゃんと規則正しく循環して、若い者も及ばないほど達者ではないか。
さあ、ここがいわゆる思慮の転換法というもので、すなわち養生の第一義である。つまり綽々たる余裕を存して、物事に執着せず拘泥せず、円転豁達の妙境に入りさえすれば、運動も食物もあったものではないのサ」
(勝海舟・氷川清話より)
若い頃、貧乏体験のある勝海舟らしいざっくばらんな言葉ですね。
さあ、ここがいわゆる思慮の転換法というもので、すなわち養生の第一義である。つまり綽々たる余裕を存して、物事に執着せず拘泥せず、円転豁達の妙境に入りさえすれば、運動も食物もあったものではないのサ」
(勝海舟・氷川清話より)
若い頃、貧乏体験のある勝海舟らしいざっくばらんな言葉ですね。