私は薬害エイズ被害者の出会いをきっかけに16年間薬害問題に関わってきました。特に2002年に始まった薬害肝炎訴訟では提訴の時から薬害肝炎被害者支援活動を一から始め国会での薬害肝炎救済法成立と和解、肝炎対策基本法の成立に至るまで薬害肝炎被害者や肝炎患者と一緒に活動に関わってきました。私のやってきたことは、ただ一点「薬害被害者の生の声を社会に伝えること」。これだけです。しかし、この「薬害」という難しそうな、堅苦しい言葉が、なかなか社会に理解してもらえません。そして裁判という、国民にとってはまだまだ遠い存在。どのように分かりやすく伝えていったらよいか、いつも壁にぶつかりました。
社会問題に関わる難しさーしかし、最近、若者の間で社会問題の解決を目的に事業を立ち上げる社会起業家が目立つようになってきました。南米エクアドルの環境問題とフェアトレード運動をしている「スローウォターカフェ」(http://www.slowwatercafe.com/)やカンボジアの児童買春問題に取り組む「かものはしプロジェクト」(http://www.kamonohashi-project.net)、またこのような活動をする社会起業家をサポートし、またインターンシップで社会起業家を世の中に輩出しているNPO法人ETIC(http://www.etic.or.jp/)。難しい社会問題に関わりながらも、楽しく若者を増やしながら社会に浸透しつつあります。しかし、彼ら、彼女らもけっして順調にきたわけではありません。かものはしプロジェクトの共同代表の村田早耶香さんが「いくつもの壁にぶつかりながら(19歳、児童買春撲滅への挑戦)」(PHP)という自らの著書で述べています。
こうしてみると社会問題の内容、老若男女を問わず、大切なのは関わっている人の「志」ということなのかもしれません。
社会問題に関わる難しさーしかし、最近、若者の間で社会問題の解決を目的に事業を立ち上げる社会起業家が目立つようになってきました。南米エクアドルの環境問題とフェアトレード運動をしている「スローウォターカフェ」(http://www.slowwatercafe.com/)やカンボジアの児童買春問題に取り組む「かものはしプロジェクト」(http://www.kamonohashi-project.net)、またこのような活動をする社会起業家をサポートし、またインターンシップで社会起業家を世の中に輩出しているNPO法人ETIC(http://www.etic.or.jp/)。難しい社会問題に関わりながらも、楽しく若者を増やしながら社会に浸透しつつあります。しかし、彼ら、彼女らもけっして順調にきたわけではありません。かものはしプロジェクトの共同代表の村田早耶香さんが「いくつもの壁にぶつかりながら(19歳、児童買春撲滅への挑戦)」(PHP)という自らの著書で述べています。
こうしてみると社会問題の内容、老若男女を問わず、大切なのは関わっている人の「志」ということなのかもしれません。