生活保護受給者が205万人を超えて過去最高となったそうですが、貧困対策ほど難しいものはないでしょう。厚生労働省の職員や貧困対策を扱う審議会の委員等でまず生活保護受給者はいないでしょうから、やはり頭だけの議論となってしまうでしょう。また、生活保護自受給者も205万人以上存在するということは様々な人ががいて様々な理由から生活保護を受けているでしょうから、その実情を現場からどの程度把握しているか。私は以前に生活保護を受けている男性の世話をしたことがありますが、私より良い生活をしていて自分は憲法25条に規定されている健康で文化的な最低限度の生活以下かと感じたことがありました。まあ何が健康で文化的なのかは・・・世の中、高額所得者でも不健康な人は結構いますし、心の不健康な人も結構いるでしょう。生活保護受給者を預かって世話をしている施設のお手伝いをしたこともありますが、施設を出て自立していく人もいれば、舞い戻ってくる人もいて様々です。理由なども何もありません。それが現実。生活保護は区役所の生活保護の担当部署や保険師さんがみていましたが、全て把握しているわけではありません。当事者の生の声といっても、なかなか難しいでしょう。昔、学生運動が盛んなころ学生が労働問題を語っているのを見て親のすねをかじって生活している学生が労働者の生活を語れるのか疑問を感じたことがありましたが、現代の貧困対策も似ているところがあるように感じます。まずは自分の貧困対策から?
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