本日、早稲田大学で行われたTOKYO Pride世界エイズデー連動企画ドキュメンタリー上映&トークに参加してきました。台湾でのHIV感染が判明したゲイ男性とそのお母さんの物語の上映の後、ゲイの息子を持つ母親、HIV陽性者、HIVケア団体、HIV治療の医師などによりHIV陽性者やゲイの生活などについてシンポジウムがありました。私が印象に残ったのはゲイの息子を持つお母さんが最初ゲイと分かった時に息子を治そうと思ったけれど、その後、ゲイの息子を受け入れ家族がそれを受け入れたこと。自分の観念だけで相手の生き方を治そうとする一方的な行動ではなく、相手の生き方を受け入れ社会の中で分かち合うことの大切さを感じました。社会になかではHIVに対する理解不足からHIV・エイズに対する差別・偏見は存在しています。本来、人間一人ひとりの生き方は、その人の豊かな個性であり、お互いがその生き方を受け入れ分かち合うことによって人間社会が存在しているはずですが、画一化した社会のレールの中で、そのレールに乗れない人はははじき出されしまいます。一人一人の個性ある生き方が受け入れられ分かち合える社会を小さな一人の行動から始めたいと思います。
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