晩年の勝海舟が自画像と共に書き記したものに「放達是質、為将為卒、在朝参議、在野散人、脾睨一世、廊落胸襟」(物事にこだわらない性質で 将にもなったし一兵卒にもなった まつりごとに加われば参議、野に下れば自由人 今の世を横目でにらむが 胸のうちはさっぱりしている)があります。勝海舟自身が書いただけあって正にその通りの77年の人生です。幕末の封建制社会に貧乏旗本で生まれ、将軍に幕府の後始末を任され、断っても明治政府に参議を任され、晩年は明治政府を酷評。これほどの自由人は日本の歴史上そういないでしょう。
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