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市井の人物を見る勝海舟ーこれが庶民の目

2018-12-05 20:02:16 | 日記
「八百松の婆も非常な遣り手であつたが、松源の婆は、彼に比べると、今一層の手腕家であつた。・・・勿論高尚な教育のあろう筈がないが、実地に世間の甘い辛いを嘗め尽くして来ただけあつて、なかなか面白いところがある。・・・彼らが人を鑑識する眼力といひ、その交際の工合といひ、とても今の政治家などの及ぶところではない」(勝海舟「氷川清話」より)

勝海舟は、明治政府で参議になろうが枢密顧問官になろうが、偉ぶるところなく常に市中を歩き回り市井の人物に会っていました。政府のお役人が見れば批判され人が近づかないようなところへも行って交流して世間の様子をつぶさに見て回りました。これが勝海舟の庶民の目ですね。決して偉ぶらない、上から目線でない庶民の目ということです。現代人はこの点について盲目のようです。
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