グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

もう一つの「緊急事態」に思う

2020年03月05日 | 政治
昨日の参院予算委でIT担当相が省庁の情報発信力の遅れに言及した後「これが現実だ」と言い放ってしまった。
この発言は自身の役割を放棄したように受け取られ議場は一気に紛糾、当人は答弁席を右往左往する始末だった。
最後は外相がその場で書き留めたカンニングペーパーを読み上げなんとかその場を収めたようだがなんとも不安の残る光景だった。
その前日は、と言えば復興相がやり玉に上がった。
兼務する公文書管理について質問があったがその目的や原則のような基本的事項にも回答に窮していた。
凡そ閣僚たるもの着任時に担当範囲に関わる最低限の知識習得を行うはずだと思うが自分の言葉でこれを説明できないということは本当に職責が果たせるのか心配だ。
当然任命権者である首相にも責任があるのだが既に2閣僚が交代しているのでもうこれ以上増やすわけにはいかない。
かと言ってもねぇ・・・。
他にも資質の観点から気がかりな閣僚が存在するし閣内、官邸の緩みも止まっていない。
現下はコロナウィルスの蔓延が緊急事態なのだが現内閣はもう一つ「緊急事態」を抱えているのである。