グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

コロナウィルス禍に伴う休業補償策の具体化に思う

2020年03月12日 | 経済
昨今のコロナウィルスの感染拡大に伴い経済活動に与える影響も広がりつつある。
首相は27日の小中高一斉休校要請の際に「私の責任で」とあれだけ明確にコミットしたからには相当の休業補償を覚悟しなくてはならないだろう。
先だって筆者は当欄で勤労者サイドの休業補償も大事だがフリーランサーなど零細事業者の休業補償も負けず劣らず重要である旨指摘したところだがその点で政府が勤労者の休業補償1日8330円(上限)のみならずフリーランサー等零細事業者の休業補償1日4100円を公表したことはひとまず評価したい。
ただ後者の算定根拠が最低賃金(約1030円/時)×8時間×1/2というのはあまりに乱暴だし説得力を欠くものだ。
政府はさらに関係者の意見を集約しながら助成案をリファインし、かつ具体的な支給手続きを速やかに提示すべきだろう。
対象者は既に困窮の淵に瀕しているのだから事は待ったなしだ。