グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

新型コロナ担当相の適材性に思う

2020年03月31日 | 政治
降ってわいた新型コロナウィルス禍は新たな法律と大臣を生むことになった。
それ自体ままあることなのだが新たに新型コロナ対策担当相の職責は経財相が兼務することになった。
しかしながらコロナ担当相に求められる識見は経済・財政とは異なる分野のものだろうからこの人事にはいささか不安の念を抱いたものだった。
その後コロナ担当相は様々な場で説明や答弁に立たされることになるがやはりどこか物足らない。
本来担当大臣はその分野において首相よりも優れた識見を有するのが当たり前なのだが残念ながら会見などを見ていると単なる首相のスポークスマンではないかと思ってしまうほどなのだ。
本来首相をリードする、あるいはリードしていい立場なのだが首相にお伺いを立ててコメントしている気配がしてならない。
新任のコロナ担当相は経産省出身の1年生閣僚である。
やはりいきなり異分野の重責を兼務するのは重荷なのではないか、いくら有能とはいえ・・・。
現下のコロナウィルス禍は国難とも言えるものだから厚労行政精通者をたとえ内閣定数を増員してでも専任で配置すべきではなかろうか。
それにしても首相は事あるごとに「適材適所」「任命責任」を口にするが今の内閣人事はいろいろ問題あるように思う。