グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

突然のGoTo キャンペーンの方針変更に思う

2020年12月14日 | 政治
今夕首相が自身の肝いりとも言われているGoToキャンペーンについて驚くべき大きな方針変更を発表していた。
なんと今月28日から1月11日まで全国一斉に一時中止するという。
つい先日まで「GoToキャンペーンによってコロナ感染を拡大させたエビデンスはない」と強弁し「見直しは考えていない」と繰り返し言明していたのだが感染者数の高止まりや昨今の医療現場の疲弊ぶりを見るにつけとうとう追い詰められたかという感じである。
あらためて思い出すのはGoToトラベルキャンペーンを当初はコロナ禍終息後に、と説明していたのに目先にぶら下がっていた甘い誘惑に負けて前倒してスタートさせてしまったことだ。
エビデンスの有無については未だ明確ではないがその後の感染者数等の結果を見る限り「気の緩み」を含めて感染者増との因果関係は否定できない。
首相は本日の発表で休業を余儀なくされる事業者等への協力金や医療関係者へ供与する支援金を発表していたがその金額は相当額に上り財政面に与える影響も少なくない。
結局首相は自らの非については一切触れていないが昨今の失政は覆いようがない。
政権移譲直後のあの信頼をとり戻すことは容易なことではないだろう。