グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

政府・与党の特措法対応に思う

2020年12月25日 | 政治
昨日首相が講演の中でコロナ対策として「時短に応じない事業者に対し罰則付きの規制と給付金をセットにした対応が必要」と述べ特措法改正に含みを持たせた。
この特措法改正についてはもう数か月も前に関係者の間で随分ヒートしたやり取りがあったことを昨日のことのように思い出す。
結局コロナ感染が終息したのちにあらためて法改正を行うと主張していた政府・与党が即時法改正論を押し切ったのだが今になってみるとこの判断は結果論だが過ちだったことがよく分かる。
別に今コロナが終息しているわけではないからねぇ・・・。
首相は昨日も「必要があれば躊躇なく」というフレーズを付け加えていたようだがこれには苦笑を禁じ得ない。
というのも今回の特措法改正は次期国会で、ということだが次期国会は来月18日開会なのだ。
今の医療体制危機を考えれば臨時国会を開いてでも、と思うのだが政府にはそれほどの切迫感はないということだろうか。
これではコロナという「泥棒」が散々狼藉をはたらいた後に法改正という「縄」を準備するようなものだ。