グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

民主党執行部の変調

2011年01月14日 | 日記
このところ民主党中枢の言動には理解に苦しむことが多い。
12日の議員総会で菅首相は「7ヶ月の行動は大きく見て間違ってはなかった」と強調したがあれほど内閣支持率が低迷し、地方選・首長選は惨敗続きであるにも関わらずあのように強弁されたら(選挙民と直接触れ合う)一般議員や(4月に統一地方選を控える)地方議員などはたまったものではない。
幹事長の「内紛の認識はない」発言も今までのいきさつから云って無理がある。
せめて「挙党一致に向けて全力を傾注している」くらいに留めるべきだった。
政治家全般の習い性として「手柄は大きく、失政は小さく(あるいは認めず)」は分からないではないが程度を越せば間違いなく支持者は離反していく。
内閣改造が予定されているようだが進むべき方向が見えないまま大臣の首だけすげ替えて何の意味があろう。
民主党は可及的速やかにマニフェストを見直したらどうか、夏迄になどと言わずに。

李下に冠を正さず

2011年01月13日 | 日記
NHK会長人事が揺れている。
昨年末に一旦「慶応前塾長が新会長に内定」と報道されたが白紙に戻ってしまったようだ。
どうも前塾長が就任にあたり交際費、都内での住居、副会長人事について条件をつけたとの情報に一部の経営委員が反発したことが真相のようだ。
前塾長は条件をつけたことについては否定したが上記3点に関し説明を求めたことは認めている。
これではいくら弁解したところで「条件をつけた(=要求した)」と曲解されても止むを得まい。
やはりこの時点で説明を求めること自体まずかった。
前塾長には厳しい言い方になるかもしれないが「李下に冠を正さず」という諺をご存知ないわけはなかろう。
巷では経営委員長(経営委員会)の責任を追及する声もあるようだが経営委員会メンバーの判断は間違っていない。
期限が迫っており大変かもしれないが本当に公益放送のトップとして相応しい人選を進めていただきたいものである。
総務省幹部は「自民党時代にはこんなことはなかった」というが何、あわてることはない、じっくり取り組んだらいい。


タイガーマスク現象に思う

2011年01月12日 | 日記
全国の児童福祉施設にランドセルなど子供向け学校用品の寄贈が相次いでいる。
不景気が長引く中で社会の助け合い運動が今一つ盛り上がらないと聞いていたがこれほど匿名篤志家が続出するとは・・・。
欧米ではもともとドネーション文化が根付いており多くの人々が寄付活動に参加しているようだが日本でもこれを機会にいい意味で欧米化していけばよいし、またそうなっていくかもしれない。
そういえばいつだったかあの星野富弘美術館ほかにも高額の寄付が届いた。
日本人の善意もまだまだ捨てたものではないのである。
それにしてもタイガーマスク、伊達直人を名のるなどいかにもアニメ王国日本的である。
「あしながおじさん」といっても何のことか分からない人が増えているかもしれない。

「成人の日」に思う

2011年01月11日 | 日記
昨日は「成人の日」、数多くの新成人が誕生したといいたいところだが新成人124万人はわれわれ団塊の世代に比べると約半数でしかもこれから17年間は減少傾向を続けることになる。
その新成人たちが就職難時代に直面していることには心が痛む。
たしかに団塊の世代が成人を迎えた40年前とは日本経済は大きく変わった。
40年前といえば大阪万博の頃で高度成長真っ只中でその後の2度のオイルショックも今から思えばどうと言うこともなかった。
変曲点はやはり20年前のバブル崩壊だろう。
あれから日本企業は守りに入ってしまった。
事業統合が進み独自性やがむしゃらさを失ってしまった。
とりわけ製造業の退潮は著しく今や就業人口はピーク時(1992年)の3分の2だそうだ。
日本の企業よ、元気を取り戻そう。
そして若者に就業機会を提供しよう。
それが新成人への何よりのプレゼントなのだ。



富士山は日本の宝

2011年01月10日 | 日記
昨日は法事のため故郷岐阜を日帰り往復したが天候に恵まれ富士山を新幹線から十分楽しむことが出来た。
いつもながら富士山の姿は素晴らしい。
完璧なコニーデについては今更説明の必要もないがあの裾野がなんとも印象的である。
あれほどなだらかで長い裾野を持つ山は外にあるだろうか。
また(山脈の中にあるのではなく)独立してすっくと存在するところなど孤高さも山容を大いに引き立てている。
もし多くの山々に囲まれていたとすればあれほど目立たないのではないか。
さらに今時は山頂に白雪をいただくがあの色彩バランスが絶妙である。
しかも朝日、夕日などの時間帯により色調が変化するという。
ウーン、感嘆する以外ない。
富士山は葛飾北斎をはじめ多くの画家、文人たちを虜にしてきたが当然だろう。
そして「フジヤマ、ゲイシャ」の時代から多くの外国人をも魅了し続けてきた。
富士山は今も昔も日本の宝であったがこれからもそうあり続けるに違いない。






前途多難な菅政権

2011年01月08日 | 日記
内閣改造を見越して民主党内が騒々しくなってきた。
また先日執行部が打ち出したマニフェスト見直しについても公然と批判が出てきた。
ここまで事態が険悪になるとやはり「挙党体制」は難しいように思う。
何せ相手は名うての「壊し屋」、いずれはこうなる運命・・・・?
ともかく内紛劇はもういい加減にしてどこかでケリをつけたらどうか。
菅代表は国会の前にまず党内で「熟議」とやらが必要のようだ。
話は違うが「たち上がれ日本」でも連立話を巡って不協和音が起きている。
外野からはうかがい知れないが政界の中にあっても「明日」が分からぬ状況かもしれない。
ただ国民を巻添えにすることだけは止めてもらいたいものだ。





新年に思う

2011年01月08日 | 日記
新年も早や一週間経過したが遅まきながらこの一年を展望してみた。
まず政治の世界だがこれは先が読みにくい。
いつ現内閣が倒れてもおかしくない状況だが受け皿すらイメージできないでいる。
理想を言えば現内閣が国会の熟議を経て政策を修正、立ち直ることだが首尾よく行くかどうか。
野党にとっても正念場になろう。
経済の世界では間違いなく東アジアへのシフトが進むだろう。
市場として、また生産基地として東アジアのウェイトが増し中国などとの覇権争いがあちこちで激化するに違いない。
出でよ、平成の山田長政。
羽ばたけ、ゲートウェー沖縄。
社会生活の中ではインターネットが電子書籍、電子行政などで一段と普及しようが一方でデジタルデバイドの解消には時間がかかりそうだ。
また昨年はウィキリークス、尖閣ビデオ流出などの漏洩事件が世間を騒がせた。
今年も同様のケースが出てこようがいずれにしても功罪2つの側面があることをあらためて認識すべきだろう。
さて昨年はとてつもない猛暑に泣かされたが今年はどうか。
これだけは神のみぞ知る??

自民党の反転攻勢はあるか

2011年01月07日 | 日記
政府・民主党の迷走ぶりは見ての通りだがそれにしては野党第一党の自民党も攻め切れていない。
自民党の最近の行動といえば政府の失政や民主党内紛の非難・追及だけが目立ち、肝心の「何をどうやりたいか」については与党同様一向に見えてこない。
官房長官や国交相をそのポストから追い落とすことだけが野党第一党の役割ではないだろう。
疑惑を持たれている政治家をお白州に引っ張り出すだけで全てことが済むわけでもない。
自民党はいたずらに審議拒否カードを振りかざすのではなく喫緊の課題について自ら政策を上程していくくらいの度量が欲しい。
今のままではたとえ与党が支持率を下げたとしても自民党には回らず「支持政党なし派」を増やすだけである。
そして自民党に政権は戻ってこない。
自民党の反転攻勢があるとすればそれは国会運営協力のその先にあるのではないか。

菅内閣の時間感覚を問う

2011年01月06日 | 日記
民主党が暮れに「09マニフェストを見直す」と表明したときには「ようやくその気になったのか」と思ったものだが昨日の国家戦略相の「夏までに見直す」発言には思わず絶句してしまった。
てっきり夜を日に徹して作業し国民からの信頼を取り戻すために死力を尽くすものと理解していたからだ。
マニフェストを見直すための材料やデータはとうに手元に揃っているだろう(一から作るわけではないハズだ)。
国政、地方を問わず選挙は惨敗し続けているのに一体このノンビリ感は何だ。
国交相もそうだ。
昨日の記者会見で「高速道路無料化は限定的」としながらも「今夏をメドに具体像を示したい」としている。
何も2012年度予算編成時まで待つ必要はないだろう。
とにかく財政は逼迫しているのである。
早く社会実験の結論を出し、たとえ年度途中からであっても料金体系に反映させたらどうかと思う。
そもそも(首相もそうだが)閣僚たちの時間感覚にも疑問を感じざるを得ない。
まるで切迫感がないのである。
一般議員、地方議員からの突き上げがないのが不思議なくらいだ。






初売り・初買い

2011年01月06日 | 日記
不景気が日本を覆っているとはいえやはり正月は別物のようだ。
今年の正月は服喪中のため神社仏閣への参拝は遠慮し代わりに百貨店や家電量販店、書店などで歩数を稼いだがどこも結構な人手だった。
お年玉効果と言っていいだろうか、子どもだけでなく大人も気分が高揚気味なのは見ていて微笑ましい。
ただ正月の風物詩でもある福袋はさほど目につかなかったのは気のせいか。
家電量販店ではエコポイント需要の反動が気になったがどうしてどうして・・・売り場はなかなかの熱気である。
各社各店ともオリジナルの特典や還元策などが奏功しているようだ。
ちなみに筆者の今年の初買いはスマートフォンになった。
よくスマートフォンは「携帯電話とパソコンを併せ持った端末」と表現されるが単に1+1=2ではないそれ以上のポテンシャルを有している。
操作性、スピード、アプリなどでも相当機能・性能が向上しているが果たしてその能力のどこまで使いこなせるか、心配でもあり楽しみでもある。