グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

出口の見えない経済戦争に思う

2019年08月06日 | 政治
韓国の日本バッシングがどうにもとまらない。
日本ブランドのパッケージを叩き潰したり「盗人猛々しい」などと言明したり・・・。
残念ながら出口が見つからないのが現状だ。
と思いきや、昨日今日と東京、NYの株価が大揺れである。
NYの株価変動は米中間の経済戦争が原因のようだ。
これが東京に飛び火して東京市場も乱高下している。
日韓間の経済戦争も米中間の経済戦争も共通点は出口が見えないことだ。
結局「我慢比べ」になるのだろうが通説に従えば経済規模の小さいほうが先に音を上げる。
それがいつ頃になるのか、全く分からない。
さらに戦火がもっと拡大するのかもしれない。
いやいや、意外な仲裁者が登場するのかな?
しばらくは様子を見守る以外にないようである。


インバウンド需要の近況に思う

2019年08月04日 | 経済
先週北信に滞在した折帰途軽井沢に立ち寄ってみた。
案の定ここでも中国からの観光客と思しき一群が目に付いた。
政府の思惑通りインバウンド効果は東京から地方へと広がりを見せてきたようである。
ただそれは観光客数の話であって消費金額は相変わらず東京中心のようだから地方は入込み人数の増加もさることながら消費単価の増大がそれ以上に大きな課題になるだろう。
そうそう、外国人観光客には最低限の「お行儀」も勉強してもらわねばならない。
京都の祇園では舞妓さんパパラッチに手を焼いている。
鎌倉では江ノ電の軌道立入りや住民居住地の侵入が悩みの種だ。
件の軽井沢ではこんな光景を目にした。
飲料を冷やしているアイスボックスに「ここで手を洗わないでください」という注意書きが中国語で掲示してある。
文化の違いもあるのかもしれないがこんなことまでしなくてはいけないとはねぇ・・・。
インバウンド効果はプラスの面だけでなくマイナスの側面があることも忘れてはならない。

ロシア首相の択捉訪問に思う

2019年08月03日 | 国際政治
ロシアのメドベージェフ首相が北方領土の1島である択捉島を訪問し「我々の土地でありロシアの領土である」と述べた。
無論首相の意図は北方4島の実効支配ぶりを誇示し領土交渉で一歩も譲らない強い決意の表明にある。
かってラブロフ外相も同様の主旨を発言していた。
恐らく最高権力者であるプーチン大統領の意向を受けたものなのだろう。
ふと返還交渉の行方が気になった。
河野外相の「次の質問、どうぞ」「次の質問、どうぞ」の連呼を思い出す。
領土問題の解決は難しいものだ。
9月にはウラジオストックで安倍首相・プーチン大統領の会談が予定されている。
もう「(交渉ごとゆえの)ノー・コメント」は許されないだろう。
キチンと交渉経過を公開していただきたいものだ。
「あったこと」を「なかった」と言うのも嘘だが「ないこと、なかったこと」をさも「あった」ように言うのもまずいよ、・・・念のため。


リクナビの就活生情報企業提供に思う

2019年08月02日 | 経済
リクナビが就活生情報を38社に提供していたという。
これだけでは何のことか分からないかもしれない。(笑)
就活生がその活動の中で様々な企業情報をリクナビ・サイトを通じて収集しているのだがその閲覧履歴から当該就活生の「内定辞退率」を算出し本人の承諾を得ないまま企業に有料で提供していたようである。
どのような閲覧履歴からどんなロジックで内定辞退率を導き出しているのかよく分からないがこれがAIによるものと言われると何故か信じてしまいそうだしそれなりの意味を持ちそうでもある。(笑)
それに内定辞退は採用側にとっても昨今極めて関心の高い事象でもある。
AI、内定辞退、・・・・なるほどねぇ。
いかにも商品になりそうだが本人の承諾なく売買されていいはずがない。
と言って、承諾するわけもなかろうが・・・。
いずれにせよ企業はあらゆる個人情報について慎重かつ節度を持って取り扱うことを忘れてはならない。
提供する方も、提供される方もね。