Haste not, Rest not

二度と返ってこない今の自分の気持ちを積み重ねる部屋。

ゴッチの日記 転載

2014-11-22 11:28:21 | 詩備忘録
恋する乙女
(2014/11/14 22:49)

 俺のライブ盤『Live in Tokyo』から「A Girl in Love」のビデオが公開になりました。

 いやいや、ツアーの感動が甦るビデオの出来に、何度も観てしまいました。自分のライブ映像をこんなに観ることは今までなかったなぁ。そのくらい、僕にとっては特別なツアーでした。

 こういうことを書くと、アジカンはどうなのよ!って言われると思うんだけれども、笑。でもね、アジカンは皆が思っているよりも結びつきが強いんです。一方で、Gotchバンドはそれぞれがそれぞれの活動を持っていて、集まるということの結びつきにかけては、物理的にアジカンより繋がりが弱い。だから余計に、ありがたさを感じるのです。永遠みたいなものが、約束されていないから。それでも、すごく美しい瞬間をこの7人で共有することができたんです。なんて感動的なんだろうと思う。



以下、歌詞です。

「A Girl in Love / 恋する乙女」

とにかくあの娘が憎くって
あるだけの恨みを飛ばした側から
心がチクチク痛くって
何が起きたんだろう

ハロー 世界
地球の裏側
ハロー 君
それが恋だぜ

起き抜けのニュースが辛くって
魂を何かに抜かれたようだ
そう言えば あの娘がいつだっけ
越してしまうのは

ハロー 世界
突然のさようなら
ハロー 君
それが恋だぜ

feel down, feel down 掘り進め地底まで
feel down, feel down 地球の裏まで
feel down, feel down 残念だな 燃料切れ
feel down, feel down 顔まで 泥まみれだね

ブラウスのボタンが取れちゃうパターン
よく見て ほら 縫い付けてごらん
僕らはまた 来世で都合良く
会えたりしない 出会ったりしないよ

とにかくこの世が憎くって
あるだけの涙を流した側から
通りの向こうで手を振って
悲しみよ さようなら

ハロー ハロー


 初めて恋をした女の子に向かって、これから恋をする君にむかって、そんなイメージでつづった曲です。恋って、生きることに似てる。世界中にラブソングが多いのは、それが原因だと思う。人を愛おしく思うことって、動物的な欲求も含めて、生きることそのものだと思う。でも、それは一瞬だよね。あっというまに、僕らは死ぬから。来世があるのかどうかは、それぞれの宗教感によると思うんだけれども、少なくとも俺には前世の記憶がないから、アジカンのこともGotchバンドのことも、どこかに持っていけやしないような気がしている。

 でも、それでいいように思う。それでこそなんじゃないかと思う。

 ありがとう。さようなら。そして、ハロー。君に会えてよかった。11月14日。

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2014-11-09 09:34:14 | 詩備忘録
ギターの練習とコピペ首相
(2014/08/06 10:56)

 鬼のような形相でギターの練習をした。普段、いかに自分が手癖に頼ったボイシングで曲を作っているのかが分かる。が、そのテンションの音いる?っていう気持ちにもなる。このあたりの和音に対する好みは、性癖みたいなもんやろなーと、俺は思ったのだった。でもまあ、練習しないといけないので、するのだ。練習しないと、上手くならないのだ。それは真理なのだ。

 広島原爆の日。69回目。安倍首相は去年とほぼ同じ文面を読み上げたのだった。カメラはありのままを映す。だからTVは怖い。俺は不誠実な態度だと感じた。8月6日。


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2014-11-09 09:29:18 | 詩備忘録
69回目の終戦記念日
(2014/08/15 23:20)

 戦争がどこか対岸の火事ではないような空気を感じているのは僕だけではないはずだ。戦争を経験した世代が「戦前の雰囲気に似ている」といろいろな場所で発言している。大手メディアの印象操作かもしれないけれど、そういう発信をしないといけない空気を、大きなメディアも感じ取っているのは確実だと思う。

 芸術や表現物を楽しむことは、平和だからこそできることだ。

 それを手放さないように望むことも、平和な世の中を続けていくことには必要だ。黙って、誰かが分け与えてくれるものではない。俺たち国民が、市民が、望むことがとても大切だと思う。そしてそれは、いろいろなかたちで表さないといけない。選挙での投票もそうだし、政治家の事務所に電話するのもいいかもしれない。街角で声をあげるのも良いかもしれない。

 俺は、近隣国との対立ではなく、対話を望む。政治家の功績のようなもののために、あるいはチッポケで射程の短いプライドのために、いろいろな対立を性急に扱わないで欲しい。ひとつひとつ積み上げて、最終的にお互いが納得できるところまで、話し合うような向きで進んで行って欲しい。そうとは言えない厳しい現実、例えば武力の脅威などについても、できる限り平和的な方法での解決を望むような政府であって欲しいと思う。ピュアだの幼稚だお花畑だの言われようが、そういうことを目指すほうが高尚だと俺は思う。

 そういう国の国民として、誇りを持ちたい。8月15日。

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2014-11-05 19:18:35 | 詩備忘録
対談~アジカン作業
(2014/10/31 23:49)

 まずは、「フタバから遠く離れて」の船橋監督と対談。映画に対すること、表現についての考え、など、とてもおもしろい対談だった。ゲラゲラ笑えるというおもしろさではなくて、有意義だという意味で。

 監督はなるべく自分が持っているバイアスを通さずに、このドキュメント映画の制作に取組んでいるという。それはとても難しい。監督も人間だから、何かしらの想いが乗っかってしまう可能性は否定できない。でも、それを排除するように心掛けているのだと船橋監督。それは、あまりにも大きな出来ごとを前に引き裂かれた人々や魂に対する、誠実さだと俺は感じた。恐らく、いろいろな言葉が監督には飛んできていると思う。批難の声もあるだろう。でも、記録として残さねばならない、そういう想いが監督を突き動かしているのだ。

 教科書は権力の側が作るのだけれども、権力の志向がどうあれ、膨大な歴史は文章的には短くまとめられ、見出し化されてしまう。でも、今を生きる僕たちの想いは見出しのような数文字の太字には変換できない。「2011年東日本大震災・福島第一原発事故」と年号を覚えただけでは、あまりにこぼしてしまうものが多い。だから、いろいろな場所で、それぞれの想いを残しておくのはとても大事なことだと思う。どんなことが行われ、どんな想いだったか。それは絶対に、後に役立つときが来る。とは言え、役立てるのは僕らが死んだあとの世代かもしれないけれど。

 そういう視点でモノを作ること。残すこと。自分が、それが何だったのかを確認する立場にはなれなくても、だ。

 そして、アジカン作業。いろいろと試行錯誤は続く。10月31日。

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2014-11-04 21:08:15 | 詩備忘録
サザエ
(2014/10/26 12:05)

 ランチを食べようと思って出かけたら、財布を持っていなかった。だったらせめて、クリーニング屋に引き取りに寄ろうと思ったら、何も預けていなかった。何かが悪かったわけではなくて、原因もなく、そういう日もあるんだよ。10月26日。