今の会社に入って、1年が経ちました。
昨年の2月、私は前の会社をほぼ怒りの勢いだけでやめました。
それから今の会社への就職が決まるまでの約1週間、先が見えない不安との闘いでした。
今ふり返ればたかが1週間なのだけれど、
先の全く見えない日々って、人生で初めてだったかもしれません。
仕事が決まらなかったらどうなるんだろうって。
ある程度安定した仕事があるというだけで、世の中の人々が本当に幸せに見えた。
運良く今の会社に拾ってもらえて、
多少なりとも不満はあっても、
あの仕事のない不安な日々を経験したおかげで、
あの日々の苦しさに比べたら
そんな綿埃みたいな不満で今の会社をやめようとは全く思いません。
ありがたい環境で働かせてもらってる。
本気でそう思う。
仕事も楽しい。
だけど、このままだといつか行き詰まる日が来てしまう。
最近、漠然とだけど、よくそんな風に思う。
去年の2月、会社をやめたとき、
尊敬する先輩に相談したら、
「私があなたの歳なら間違いなく看護師の資格を取る」と言われた。
目の前の生活ももちろん大事だけれど、
そうやって目先のことに追われる現場で埋もれて欲しくない、と。
もっと大きな仕事をしなさい、と。
看護学校に通って資格をとって、知識を身につけて経験を積んで、
それから介護の現場に戻ってきても遅くない、と。
待遇の差も含めてね。
それを聞いたとき、
まずは目の前の生活のことが先だと思ったし、
看護師なんてあたしには寝耳に水ってなもので、
理系が超苦手な私にはとても現実的な話には聞こえなかった。
その先輩も、私のことを過大評価しすぎている節があったし。
結局は、とりあえず今の会社に就職。
現場に埋もれている、といえばそうかもしれない。
でも、介護の世界でまっさらな新人のあたしは、
そうやって今は経験を積んで行かなければいけないと思ったし、
今もそう思う。
だけど、習うより慣れろのこの世界で、
日々働いてさえいれば黙っていても技術は身に付いていく。
時間がかかって仕方なかったリネン交換が早くできるようになったり、
入浴介助で利用者さんに「気持ちいい」と言ってもらえたり、
前は苦手だったオムツのあてかたが苦もなくできるようになって、
最近特養上がりの先輩に「この施設で一番上手」って褒めてもらっちゃったりして、
そういうひとつひとつの技術が、小さな事でも回数を重ねるごとに上達していくのは単純に楽しい。
利用者様との接し方も、コツをつかんで円滑になったり。
けれど、技術って、誰でもやれば慣れるし上手くなるものだから。
そういう意味で、今は上達することに快感を覚えていても、
それだけでは行き詰まる日が来る、と感じるようになった。
そして、就職からちょうど1年たった2月14日の夜勤。
話していて尊敬するようになった準夜勤の先輩から、
「看護師をとりなさい、絶対そうするべきよ」と言われた。
全く同じことを、この1年を隔てた同じ時期に、尊敬する先輩2人に言われると、
妙な巡り合わせを感じる。
仕事なんて、向上し続けなくても、
日々の職務を8時間きっかりこなして、生活に必要なお金を貰うだけでいい。
仕事のストレスで体をつぶすくらいなら。
教員をやめたとき、私はそう思った。
正直今も、その考えにおおきな変化はない。
だけど、あたしの性格なのかなんなのか、
そんなんでいいの?って思うのも本当。
もっとちゃんと向き合うべきなんじゃないの?って。
それに、最近特に今の仕事の将来性も考えたりする。
彼と一緒に暮らし始めたのも大きいと思う。
準夜の先輩も、
「夜勤のある仕事で体つぶして、ベビーが産めなかったら元も子もないじゃない」って。
(そのひとは、まるでそれがもともと日本語であるかのように、不自然なほどの自然さで「ベビー」、と口にする。)
体のリズムが崩れるから、排卵がちゃんとされなかったりして、欲しい時期にできなかったりするし、って。
そんな話聞いてしまうと、なんだかよけい重い。
そんないろいろいろいろで、
そろそろまともに人生ってやつに向き合わなくちゃいけない時期にきているのかもと感じる今日このごろ。
遅いかもしんないけど。
状況や環境が私にそうするように煽り巡っている感じがある。
大げさかもしれないけれど、不可抗力の巡り合わせみたいな。
こういうときに逃げたら、きっと変わるチャンスって逃げていくんだろうなあとも思う。
看護師に関しては、まだ何も具体的に決めてはいないけれど、
ぼんやりと、なんとなくだけど、そうなっていくような、変な予感めいたものもある。
高校のときに進学先を決めたときのように、
大学のときに教員になると決めたときのように、
進みたい道が見えただけで、まだ何も決まっていなくても、ちょっと進んだ気になるような、
そんな気持ちを、久し振りに心に抱いています。
書き殴るようにつづったのは久し振り。
吐き出せてすっきり。
目の前の現実は明日の仕事への不安。
だけど、そんな毎日を重ねてばかりもいられない。
もう少し、明日よりも、ひと月先よりも、未来を見つめていかなくっちゃ。
昨年の2月、私は前の会社をほぼ怒りの勢いだけでやめました。
それから今の会社への就職が決まるまでの約1週間、先が見えない不安との闘いでした。
今ふり返ればたかが1週間なのだけれど、
先の全く見えない日々って、人生で初めてだったかもしれません。
仕事が決まらなかったらどうなるんだろうって。
ある程度安定した仕事があるというだけで、世の中の人々が本当に幸せに見えた。
運良く今の会社に拾ってもらえて、
多少なりとも不満はあっても、
あの仕事のない不安な日々を経験したおかげで、
あの日々の苦しさに比べたら
そんな綿埃みたいな不満で今の会社をやめようとは全く思いません。
ありがたい環境で働かせてもらってる。
本気でそう思う。
仕事も楽しい。
だけど、このままだといつか行き詰まる日が来てしまう。
最近、漠然とだけど、よくそんな風に思う。
去年の2月、会社をやめたとき、
尊敬する先輩に相談したら、
「私があなたの歳なら間違いなく看護師の資格を取る」と言われた。
目の前の生活ももちろん大事だけれど、
そうやって目先のことに追われる現場で埋もれて欲しくない、と。
もっと大きな仕事をしなさい、と。
看護学校に通って資格をとって、知識を身につけて経験を積んで、
それから介護の現場に戻ってきても遅くない、と。
待遇の差も含めてね。
それを聞いたとき、
まずは目の前の生活のことが先だと思ったし、
看護師なんてあたしには寝耳に水ってなもので、
理系が超苦手な私にはとても現実的な話には聞こえなかった。
その先輩も、私のことを過大評価しすぎている節があったし。
結局は、とりあえず今の会社に就職。
現場に埋もれている、といえばそうかもしれない。
でも、介護の世界でまっさらな新人のあたしは、
そうやって今は経験を積んで行かなければいけないと思ったし、
今もそう思う。
だけど、習うより慣れろのこの世界で、
日々働いてさえいれば黙っていても技術は身に付いていく。
時間がかかって仕方なかったリネン交換が早くできるようになったり、
入浴介助で利用者さんに「気持ちいい」と言ってもらえたり、
前は苦手だったオムツのあてかたが苦もなくできるようになって、
最近特養上がりの先輩に「この施設で一番上手」って褒めてもらっちゃったりして、
そういうひとつひとつの技術が、小さな事でも回数を重ねるごとに上達していくのは単純に楽しい。
利用者様との接し方も、コツをつかんで円滑になったり。
けれど、技術って、誰でもやれば慣れるし上手くなるものだから。
そういう意味で、今は上達することに快感を覚えていても、
それだけでは行き詰まる日が来る、と感じるようになった。
そして、就職からちょうど1年たった2月14日の夜勤。
話していて尊敬するようになった準夜勤の先輩から、
「看護師をとりなさい、絶対そうするべきよ」と言われた。
全く同じことを、この1年を隔てた同じ時期に、尊敬する先輩2人に言われると、
妙な巡り合わせを感じる。
仕事なんて、向上し続けなくても、
日々の職務を8時間きっかりこなして、生活に必要なお金を貰うだけでいい。
仕事のストレスで体をつぶすくらいなら。
教員をやめたとき、私はそう思った。
正直今も、その考えにおおきな変化はない。
だけど、あたしの性格なのかなんなのか、
そんなんでいいの?って思うのも本当。
もっとちゃんと向き合うべきなんじゃないの?って。
それに、最近特に今の仕事の将来性も考えたりする。
彼と一緒に暮らし始めたのも大きいと思う。
準夜の先輩も、
「夜勤のある仕事で体つぶして、ベビーが産めなかったら元も子もないじゃない」って。
(そのひとは、まるでそれがもともと日本語であるかのように、不自然なほどの自然さで「ベビー」、と口にする。)
体のリズムが崩れるから、排卵がちゃんとされなかったりして、欲しい時期にできなかったりするし、って。
そんな話聞いてしまうと、なんだかよけい重い。
そんないろいろいろいろで、
そろそろまともに人生ってやつに向き合わなくちゃいけない時期にきているのかもと感じる今日このごろ。
遅いかもしんないけど。
状況や環境が私にそうするように煽り巡っている感じがある。
大げさかもしれないけれど、不可抗力の巡り合わせみたいな。
こういうときに逃げたら、きっと変わるチャンスって逃げていくんだろうなあとも思う。
看護師に関しては、まだ何も具体的に決めてはいないけれど、
ぼんやりと、なんとなくだけど、そうなっていくような、変な予感めいたものもある。
高校のときに進学先を決めたときのように、
大学のときに教員になると決めたときのように、
進みたい道が見えただけで、まだ何も決まっていなくても、ちょっと進んだ気になるような、
そんな気持ちを、久し振りに心に抱いています。
書き殴るようにつづったのは久し振り。
吐き出せてすっきり。
目の前の現実は明日の仕事への不安。
だけど、そんな毎日を重ねてばかりもいられない。
もう少し、明日よりも、ひと月先よりも、未来を見つめていかなくっちゃ。