Haste not, Rest not

二度と返ってこない今の自分の気持ちを積み重ねる部屋。

簿記三級ネット試験レポ

2022-06-01 10:23:00 | 資格取得
合格しました〜!
記念にレポ。

筆記だと、焦って書き間違えるのがあるあるの私は、消しゴムで消すタイムロスが大きいのと
その時に隣の行まで消してしまうなんてこともあるあるだし、
筆記試験は半年に1回、
ネット試験は空きがあればいつでも受けられる、ということで、
私はネット試験一択でした。

訓練校の先生に、
「土日はどんどん先まで埋まっちゃいますからね〜
受ける人は早めに申し込んでおいてくださいね〜」
って開校当初から何度も言われてはいたのだけれど、
まあ、じゃあ、そろそろ…なんてネット開けたらもう夏まで埋まってるじゃないか!!!!!
自分の呑気さ加減に呆れましたよ…自分あるあるですけど。
さすがマンモス資格!なめてました。すみません。

自宅から行ける範囲で空いているのは翌週の土日のみ。
それを逃したらもう当分受けられない…
(筆記試験はそもそも申し込んでいなかった)

という訳で、受験決めたのは10日前くらいでした。笑
自分としては翌月くらいに受けようと思ってたから、大幅な繰上げ。
毎日自主的に机に向かって勉強できるのはせいぜい寝る前の1時間。
第三問対策してるとそれだけで30分はかかる感じだったので、
対策間に合わないかな、まぁ落ちても仕方ないかな…とりあえず、場慣れの意味で受けよう…いう感じの決断でした。

でも、もちろんあわよくばマグレの及第点でもいいから受かりたい!無駄に受験料払いたくない!という本音もあり。
さあ覚悟を決めて、
決戦の日曜日に向けて地獄の1週間の始まりです。
←そうなったの自分のせいだけど

月曜日に訓練校の試験範囲が駆け足で終わり。
火曜と水曜は模擬答練を午前午後1回ずつ、計4回。
脳が焼けるかと思いました。
タイムアップへの焦りと脳疲労で、問題文読んでも頭に入ってこない。情報処理できない。
アスリートだったら、耐乳酸かよ!っていう(←これ、今は乳酸は疲れの元ではないということがわかってるらしいじゃないか)

第一問→三問→二問と解くのがセオリーなわけですが。
結構自信あった第一問の仕訳を割と外す。3分の1くらい外してた。
第三問解き終わると残り10分くらいになってしまう。
しかも最終数字合わないし…
第二問に関してはお話にならず、とりあえずカンで解くも全く合ってなくて0点とか(ー ー;)
で、合計点は70点前後をうろうろ。
ますます日曜日(数日後)への不安が募る。
ていうか、もう全然解けない!とかなら、受験そのものをキャンセルして秋にするとか、今回は場慣れとして割り切ろうみたいになるんだろうけど、
なまじ、合格できなくはないじゃん?でもコレちょっとしたケアレスミスが命取りの点数じゃん?みたいな、合格できるかもしれないし、でも落ちたら一番悔しいパターンの点数だったので、ぬおーってなる。

ちなみに、それまで仕訳問題は通勤中にアプリで結構やってはいたけど、ママ友とのLINEとかでサボったりも多々あり。
しかしそんなことやってらんない。
受験することを公言し、LINE断ち。

受験までの残り少ない日々、全力でやり切ると覚悟を決めました。
行き帰り電車の中→仕訳アプリ
訓練校の空き時間→模擬答練で間違ったところと、第三問の精算表や後T/B、貸借対照表&損益計算書をひたすら解きまくる
(昔は間違ったところ一回やればもう間違わなかったのに、この歳になると同じ間違いを何度も繰り返すからウケる。てか、解いたはずの問題が頭に残ってすらいない。毎回初見の気持ち。恐ろしい。)
自宅で娘を20時に寝させてからの家事時間→YouTubeで本番対策向けの仕訳問題を耳で聞きながら解きまくる(スマホをその辺に置いて洗濯物干しながら、問題聞いたら一時停止して「借方旅費交通費3000円、雑損1000円、貸方現金過不足4000円!」とか言って、その後再生して横目で確認)。
ちなみに、うっかりYouTubeのコメント欄読んでると、先生のおかげでわからなかったところがスッキリしましたとか、明日試験なんです頑張りますとか、お互いへの応援コメントとか、居心地良すぎていつの間にかすげえ時間経ってるっていうのがかなりの罠でした。
でも集中力途切れた頃に少し読む分には、みんな頑張ってる〜!ってモチベーション上がって、マンネリがリセットできるし、すごく励みになってました。

訓練校入学以来、夜は私が勉強に集中できるように旦那が夕食とシャワー済ませたら空気を読んでリビングから身を引いてくれるのがとてもありがたい。
(単にいづらいんだろうけれど)
別室にもテレビはあるので、そっちで気兼ねなく観る方が旦那も気楽よね。
リビングいる時は、ソファでYouTube観て投資の勉強しているようだ。
私が今勉強してる内容とリンクする部分があるのもあり、最近旦那とは金の話が多い。笑
YouTubeで得た情報をかいつまんで横流ししてくれるので、面白い。
話が逸れた。
家族の協力あっての合格ってことが言いたかったのでした。

スマホがあると、隙間時間が埋められるので、強制的に息抜きできる時間が皆無になります。笑
でも、焦りが上回っていたし、この1週間だけだから!と自分に言い聞かせてどうにか乗り切りました。

寝る前の1時間は第三問対策が多かったです。
何度も繰り返し解いた甲斐があり、パターンが掴めて表を埋める効率が上がりスピードが上がりました。
30分はかかっていたのが、前日は確か20分かからずに解けて、嬉しかったー
最後合計が毎回合わないんだけど。笑
一段飛ばしてたり、桁間違えたり、打ち間違いが多々…
時間との闘いなので、本番は表埋めて合計合わなくてもとりあえず第二問にGOって決めてました。



当日は11時15分〜の枠が取れたのだけれど、
家にいても仕方ないので、朝食食べたら家を出て会場へ。
なんか、ビックリしたんだけど…こんな入口で、え?ってなりました。




日曜で正門閉まってたせいで、怪しさ満点。

とりあえず場所は確認できたので、近くのカフェを探す。
さて、受付開始時間まで約1時間。
何を復習しよう…って感じでした。
結局、間違った仕訳をまた確認して、第三問はもうきっと大丈夫、と信じて、悪あがきで第二問を確認。
第二問は出題項目範囲が広すぎるので、本当にザッと基本的な部分をおさらい。部分点狙いで。

ちなみにネット試験は筆記試験と違ってランダムに出題される(約1億通りあるらしい!!!)ので、何が来るかは本当に運次第…

さ、受付開始時間(試験開始時間の30分前)の2〜3分前に会場に到着!
待合室には誰も待機しておらず。
受付の人に、「早く着いちゃったんですけど。。」って言ったら、
「あと2分したら受けられますが、どうされますか?」
え?そうなの?
「受付したら受けられるんです。会場内では勉強することができないので…どうされますか?」
そんなの受けるに決まってる〜。
てことは、PCさえ空いてれば、予約した時間の30分前から受けられちゃうってことなんだね〜。
←事前に調べとけ

で、受付で身分証明を提示して、マスク外して本人確認。
自分の受験番号が記してある紙と、さらのコピー用紙2枚(メモ用)が挟まったクリアファイルとボールペンを受け取って、
ロッカーの鍵を受け取り、
身分証明書と電卓以外は全てロッカーへ。
お声がかかるまでしばし待合席で待つ。
会場は受付と待合席のある部屋からガラス張りでわりと丸見えで、
AとBとの部屋に分けられていて、
私はBでした。ロッカー番号と席の番号は同じ。
各部屋PC8台くらいだったかなー?
部屋の端に4台ずつくらい、背中合わせに配置されてる感じ。

待合席のとこにお姉さんが来て、
もう一度本人確認して、ポケットに何も入ってませんが?と口頭確認された(触られはしない)後、
「マスクの裏を確認させてください」と。
へ?と一瞬戸惑う。
「マスク」と聞こえた瞬間に「また顔見るのかー」とマスクを下にずらした私は、
「の裏を確認させてください」
と聞いて、「あっ、裏?」と思わず聞き返すというf^_^;
お姉さんに「はい、すみません…」と謝らせてしまった
いやいやこちらこそ話を最後まで聞かずにすみません。
カンニング対策かー。やる人いんのかな。笑
簿記のカンニングって逆にどうやるんだ?
勘定科目書いたところでそんなん見てる余裕もないし。
と、余計なことを考える。

席の場所をドアの外で教えてもらい、
(一番左奥でした。自分的には心理的にいちばん落ち着く場所でラッキー)
入室し席について、身分証明書とクリアファイル、メモ用紙、電卓を机の上にセット。
画面上に、自分の受験番号を入力するように指示が出ているので入力。
その後注意事項が出たので読む。
「試験中は独り言禁止、試験結果が画面上に表示された時なども声を出さないように」
的なことが書いてあって、
あ、ここでいきなり結果わかるのね。という。
そりゃ声出そうになるわなーと…
てっきり受付で渡されるのだと思っていた…

ちなみに試験室の中には監視人は配置されておらず。
いいの?みたいな…
まぁ持ち込めるものも限られてるから不正しようもないけれど。

自分で試験開始ボタンをクリックしたら試験が始まるので、
その前に今一度電卓やメモの位置など整える。
なんか、一斉試験で「始め!」とか言われて強制的に始まらないから、
クリックするのもなかなか覚悟がいる。笑

覚悟を決めてクリック〜!
画面上で問題が表示されるまで数秒クルクル待機があって、
問題が表示されると画面下に残り時間も表示されてました。



以下、ネット試験で感じたメリデメ。

【メリット】
・自分のタイミングで始められるから、解いていくペースを周りと比べて焦ったりということがない。
経験者に聞くと、周りのが電卓を叩き始める音とかで焦ってしまったという人もいたり。
紙だとページを捲る音もプレッシャーになったりするんだよね…
ネット試験はそれがない。
ただただ、電卓とキーボードを叩く音や、クリック音がするだけ。
余計なことに惑わされず、自分のペースで集中できた。

・消しゴムで消す手間がない!笑
訓練校での模擬答練や自主勉では当然筆記で練習してたので、上記のロスやそれに伴うイライラがありましたが、それがゼロ!
しかも、答えを打ち直したい時は、その枠をクリックすると×マークが出現し、そこをクリックすれば一発で消えるという!
バックスペースを長押しor連打しなくていいんです〜!
これは嬉しい誤算?でした
もちろん書くより打つ方が速いし。
周りからも、ゼロ連打してるんだろうな〜というカカカカッという音が聞こえてきてました。
私も負けじと連打してました。笑

・勘定科目をプルダウンで直接選択できる
筆記だと選択肢の勘定科目に対応するカタカナのアイウを解答欄に書き込む形なのだけれど、
正解が頭でわかってても書くカタカナをうっかり間違えたらアウト(模擬答練でも実際見づらくて、そのミスもあった)だし、見直すのもいちいち照らし合わせなくてはならないのがロス。
しかしネット試験は勘定科目そのものをプルダウンで選択できるので、そういうミスが起きづらい(スクロールで滑って違う科目を選んでしまってもすぐ気づける)。
これもケアレスミスを防ぐ意味ではかなり大きかった!

・残り時間が一目瞭然
PC上に残り時間が表示されているので、自分の時計での残り時間の計算が不要となり、ペース配分がしやすい。
残り時間少なくなればなるほど、最後に何の点数を取りに行くかの判断の目安になってくれました。

【デメリット】
PC上で解くので当たり前だけど、問題文に直接メモを書き込んだりということができない。
なので、自分で何のメモかわかるようにしとかないと、いざその数字を使おうとした時に、「あれ?どの数字だっけ?」みたいになる。
問題文に直で書き込められればいらない文言も、メモに自分でわかるように書かなくてはならない。
書くのが苦手な私にはちょっと不便。(メモですらミスる人間なので)

くらいかな?

自分的には、メリットの方が遥かに大きかったです!



以下試験内容についての所感。

第一問の仕訳問題は、訓練校でやった模擬答練より簡単な問題が多くてラッキー!
一行で終わってしまう仕訳が大半でした。
模擬答練では返品仕訳の訂正仕訳とか、何行にも渡るような仕訳に時間がかかって苦しんでいて、その辺りを重点的にそういうのを抑えていたのだけれど、そんなのなくて拍子抜け。
練習では15分〜20分弱を目安にしていましたが、10分かからずに終了!これは大きかった。

意気揚々と第三問へ。
しかし、いちばん好きじゃない損益と貸借の作成問題でした…
(試算表が仕訳を直で打ち込んでいけるので、後で見直しもしやすいからいちばん好き)
(後T/Bは自分的に損益&貸借よりはマシ)

ここでとある決算整理仕訳文言が私をパニックに陥らせました。
記憶では、「(前T/B)表中の土地の半分は期中に既に売却済みであるが、未収収益として計上したままになっていた。」
こんな感じだったと思う。初めて見るタイプの文章。自分の中で解釈に自信が持てず。
つまり土地代を未収で計上していたけど、それを現金で受け取り済みってことなの?それが未計上だったということ?みたいな。
そこで表中の未収収益の金額を見てみると、固定資産の半額ではなく、それより多い金額となっているではないか!
ここで冷静に考えれば売却益が出たということは明らかなのに、問題文読んだ時点からパニックになっている私の頭からはそのことがスコーンと抜けていた。
そして、何で何で!?何で半額じゃないの!?半分を売却したんだよね!?と他に何か振り分けられている項目的なものがあるのかを探し出すが、今思えばそんなもんあるわけない。←タイムロス
とりあえず諦めて次の決算整理仕訳へ。
解いてる間もずっとモヤモヤ…
そしてモヤモヤしたままとりあえずわかるところから表を埋めていく(わからないとこに他の項目が関係してたら数字ずれるんだよなーと思いながら)と…
何と!!その損益計算書の勘定科目に!!
大ヒント(ていうかほぼ正解そのもの)となる「固定資産売却益」の項目があるではないかああああああっ!!!!
だいたいこういうのは自分で項目プルダウンで選ばせるもんだと思ってた(模擬答練ではそうだったし、なんなら損か益かも自分で判断)ので、もう衝撃すぎて目に焼きつく勢い。
それまでのモヤモヤが一気に晴れ、半額との差額を売却益として計上。
よっしゃー!と全ての数字を合計して、当期純利益を叩き出し、利益剰余金へ加算、そして貸借対照表の左右の合計は…!?
……合わない。笑
だろうねと思った。
残り20分。
第三問には30分かかってしまったということ…。
諦めて、第二問へ。

第二問は、願い叶わず文章穴埋め問題ではなく、使用する補助簿の選択問題と、勘定への記入でした(問題を読み解いて前期から計算しないと書き込めないやつ。前期繰越からのやつ。いちばん嫌い。笑)。

しかも補助簿のやつは、文言に初見の「受け取った現金は直ちに当座預金へ預け入れる為、現金としての取扱いはしない」みたいなことが書いてあって、は!?となる。
じゃあ現金受け取っても現金出納帳には記入しないってこと!?そういうことなのかしら!?と曖昧なままカンで解く。

とりあえずそこは深追いせず、大嫌いな勘定への記入へ…
これでいいのかなぁ〜と思いながら解く。
どんどん時間がなくなり、解き終わらないうちに残り2分。
もはや計算が合わなかった第三問の見直しすらできない状況。
もういいやー!と、とりあえず叩き出した数字をダッシュで空欄に埋めていく。
あっという間に終了…

ポップアップで試験終了と出るとそれ以上操作できなくなり、しばしぼうっとする。

そして確認ボタンを押すと、数秒クルクルタイムのあと、なんといきなり採点結果が!!


こんなんいきなり出たら声出る人もいるわ。笑
70点こい!くらいに思ってたので、
予想より遥かに高得点でよけいにビックリ!

印刷ボタン押して、試験終了ボタン押して、
持ち込んだものを持って退出。
受付に借りたものを返却して、もう一度身分証明書の確認と、マスクの裏も確認。
念を入れてますね〜。
そして試験結果のプリントをゲット。
QRコードがついていて、それを読み取るとデジタル合格証を入手できます\(❁´∀`❁)ノ

ロッカーから荷物出して、鍵はつけっぱにして退室。



あ、ネット試験のデメリット、もうひとつ忘れてました。
その人によって出題される問題がまちまちなので、受験後のお約束の自己採点ができないこと。
自分の中で、「ま、受かれば関係ないよね〜落ちたら自分の誤答が何かわからなくて次に繋げられないのはモヤモヤするけれど」とは思っていたが、
やはり受かってもどこが間違ってたのか知りたい!そしてどこが当たっていたのかも。
特にカンで解いた第二問。
奇跡の17点/20点満点だったので!笑
おそらく補助簿の問題は取れたんだろうなー。

ちなみに一番配点の高い第一問の仕訳は満点(❁´∀`❁)ノ
死ぬほど頑張った甲斐がありました…。゚(゚´ω`゚)゚。
仕訳を制する者が簿記を制す、という格言をまさに体感した試験でした。
第三問も4点落としただけにとどまり、これもどこに配点が来ていたのか不明だけれど、当たっていたところに大方配点が来てくれていたようでラッキー。



書いた〜〜〜!!!
長い〜〜〜!!!笑

終わってしばらく分かりやすくバーンアウトしてました。
やっと少しずつ気力が戻ってきたところ。


今後について。

BATIC…受ける人作なさすぎて今年で終了って…笑 受けるか悩むなー。
貿易実務も、C級は受けるけど、B級はどうしようかなーとか。
(講義はC級向けで、B級となると内容的にいきなりかなりのレベルアップ)
働き出したらまた受けるのも億劫になるだろうし、今のうちに受けられるだけ受けようかなとは思うけれど。
カネが!かさむよ!笑


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