Haste not, Rest not

二度と返ってこない今の自分の気持ちを積み重ねる部屋。

一気に

2015-06-05 18:30:33 | たいせつなひと
ゴッチの日記を読んだここ数日の帰りのバス。
転載ばかりになってしまった。
相変わらずこころ打たれる記事ばかり。

ちゃんと考える、
ということをやめるなよ、
と言ってくれる。



15週に入って、
来週の検診を待ちわびる日々。
4週間ぶりの検診。
赤ちゃんに会うのも、一ヶ月ぶりなのです。
元気にしてるかなぁと、心配というか。
まだ胎動が感じられないから、
そこにいる実感がないというか。

昨日は、自分に男の子がいる夢を見ました。
産む夢じゃなくて、すでに5歳くらいだった。
性別、どっちかなぁ。
でも、どっちだとしても、元気ならどっちでもいい。

彼が、とても優しい。
もともと優しい人だったけれど、
さらに優しい。

つわりはつらいけれど、
こんなに優しくしてくれるなら
ずーっと妊娠しててもいいかも。笑

でも、やっぱり早く会いたいわけで。

とにかく、元気な子が産まれますように!
私も食生活気をつけなくちゃね。



彼と一緒になって6年の日。
あえて口にはしないけれど。
お手紙とかも、書かなくなってしまったけれど。
4年過ぎたら気持ちは冷めるなんてよく言うけれど、
そんなのは嘘だと、思うようになりました。

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2015-06-05 18:27:24 | 詩備忘録
いろいろ思う
(2015/03/07 23:04)

 誰かを腐すことって、とっても簡単。でも、自分が動いてみることって、とっても大変。

 音楽に政治的なメッセージが込められている必要なんてまったくない。どちらかというと、俺はそういう音楽は普段聴かないなぁ。笑。いやでも、そもそも政治的ってなんだろうって思う。いわゆる「政治的」な何からもっとも遠く離れようという試みも、それを意識している時点で政治的だ。そう考えれば、横目に入った時点でなんだって政治的で、つまり、スイッチが入るように政治的/非政治的だなんてラインは引きようもないことなんだと思う。

 お前の音楽はどうなんだって?

 俺の書く曲は全曲ラブソングだ。疑いようもない。意図があるとするならば、耳にしたひとに、ふと、立ち止まって欲しいということ。そういうフックを用意するのはとても好きだと思う。でも、こうしろ!なんていうメッセージを込めたことはない。誰かの背中を押すような気持ちを込めることはあるけれども。で、細部についてはここに書かない。書けもしない。MCで話せたりもしない。なぜなら、曲自体が雄弁だから。曲を聴いてもらえば、伝わると信じている。どんなに難しい言い回しを使おうとも、ちゃんと受け取ってくれるひとがいることを信じて、俺は書いている。そして、それを歌っている。

 3月7日。

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2015-06-05 18:25:02 | 詩備忘録
あれから4年。
(2015/03/11 23:30)

 あれから4年。14時46分から、ひとり黙祷をささげた。

 まだまだ復興は道半ば。自分にできることは、なんでもやろうと思っている。東北だけに限ったことではなくて、この国自体の行く末にも思いを寄せないといけない。時には行動が必要になるかもしれない。とにかく、未来の世代に、なかなか悪くないよとバトンを渡していきたいから、そのために力を尽くすのみ。難しそうでいて、簡単なことだよ。みんながそう願えばいいだけなんだから。そして、そのために自分がすべきことを考えて、実行すればいい。シンプルさ。

 あとは、目一杯、生きたい。悲しいことも、むなしいこともあるだろうけれど、ささやかな喜びを抱きしめるようにして、笑って、酒飲んで、屁こいて、生きたい。

 3月11日。

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2015-06-04 19:05:46 | 詩備忘録
二度目の人生
(2015/04/11 23:44)

 取材。ロッキンオンジャパンの表紙の撮影と取材など。なかなか面白い撮影だった。「お前雰囲気あるなぁ」とカメラマンに褒められて嬉しかった。

 11日。震災から4年目に突入して一月。来年はもう5年ということになるのだなぁ。まだ5年なのかもしれないけれど、「もう」と言いたくなるようなスピード感だ。置いていかれるような感覚になる。

 震災時のいろいろな葛藤の中で、俺はここからは二度目の人生だと誓った。ここから先は生かされていると考えて、生きていこうと思った。そうしたらば、大抵のことはできるだろうと思った。どう思われているかという自意識なんかに包まれることなく、なにをすべきかで考えられると思った。生かされていることに対して、恩を返すように生きればいいのだから。(まあ、これ、言うよりも難しいけれども。笑。)

 そう考えると、とても楽になった。ああ、自意識っていうもんがこんなにも自分を縛っていたのかとも思った。もちろん、自分を律するというような視点での自意識は捨てられないけれども、よく思われたいというような気持ちはかなり減ったように思う。それは被災地に足を運ぶうちにどんどん確信になっていったことのひとつかもしれない。だって、自分がよく思われるかどうかなんかに捕らえられていたら、自分を知らない人の前で存分にエネルギーを放出できないから。自分が良かったかどうかは、そのときの音楽的なパフォーマンスがどうだったかという一点で、事後的に立ち現れるのだから、やっているときにそんなことを考えたって意味がない。自分を縛るだけ。緊張するのは、そういうときだ。

 そういう点では、まあ、格好つけないこともやめた。え!?どういうこと?って感じだけれども。笑。説明すると、ずっと、俺はアンチロックスターというかアンチグラマラスというか、過剰に装飾されていることだったり、音楽において作者のパーソナルな部分に世間の興味が偏ることに対して、率直に疑問を持っていた。ケッ!と思っていた。だからまあ、寝癖もそのままの小汚ない感じを貫いていた。ブスがよりブスを気取っていたわけ。笑。でもこれも、なんか過剰な自意識の表れだなぁと思って。笑。モッサモサで行ったるわボケ!も女の子にモテたい!も、反転しているだけでほとんど構造的には一緒だろうと思ったのだ。もうええわ、そういうの、と思った。どこかが強張っちゃうもの。

 だからもう、今の俺はナチュラルチーズを通り越してしぼりたての乳、みたいな感じなのだ。成分無調整のブスというか。とはいえ、一生懸命に生きたら、いや、案外ブスでもなかったよと、事後的に誰かが言ってくれるかも知らん。なので、自分がブスかどうかすらどうでもよくなってしまった。ただし、鼻毛を切ったりはするけれども。それはエチケットとしての、身づくろい。笑。

 そして、自分のためだけに生きている奴は早晩行き詰まる。流れていない水が澱むように。だからまあ、他者のためになるようなことをしてきたい。助平だから、ちょっとはいい思いしたり、おいしいものを食べたいというような欲望から逃れられないけれども、それでもなんか、俺の財布だけが肥えたらええねんグヘヘみたいなのは嫌だ。仲間内だけに利益があるのもね。広く公平に、後続の世代にとっての利益になるようなことを考えたいし、そういう目標を持って行動したいと思うの。なにしろ、二度目の人生だから。

 4月11日

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2015-06-02 20:21:03 | 詩備忘録
見出しのようには表せない
(2015/05/07 22:12)

 この日は夜から取材。とてもディープな内容。

 とにかく一言で言い表して欲しい!っていう圧はいろいろなところにある。なるべく短い言葉で端的に説明できたほうが能力が高いんだと。確かにそうして膨大な情報から重要な部分を読み取って、適切に要約する能力は素晴らしいと思う。けれども、要約できないこと、略してしまったら失われてしまうこともある。すべてのことが見出しみたいな文字数で語れるわけではないのだ。だからまあ、書店に行けば、膨大な数の本があるわけで。

 ただ、コストだとか効率だとかいう言葉が、しっかり読み解く時間を減らそうとする。そんなのは金の無駄だと言ってくる。果たしてそうだろうか。まあ、答えは違うとしか言いようがない。読み解いたり、自分なりに考えて落とし込む手間こそに、読むっていうことの魅力がある。そもそも、文体に触れることだって読書の大切な要素だ。だから、10分でわかるナントカとか、そういう粗筋を追った本を読んだって得られるものは少ない。

 こういう、情報を圧縮してわかりやすくわ表せみたいな圧がどこに行き着くかというと、例えば、「フクシマ」というような言葉だと思う。意味を単純化して、外部化して、ただの音みたいな言葉にしてしまう。たった一言で様々な立場のひとを表せるわけがないのだ。そんなところ強引につなげるなと思うひとがいるかもしれないけれども、ここははっきり繋がっていると俺は考えている。多くのひとは、端的にまとめることの難しさ、不可能性について無頓着だと思う。もちろん、こんな俺も含めて。

 5月7日。

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