12日間の写真展で210人の方が来場されました。奇しくも2回とも500人いらした以前の写真展にも劣らないほどの豊かな交流がそこここで展開されました。連れ合いの福田緑が以下のようにその出会いを書いています。
▶心に残る愛のエピソード(その2)*福田緑のブログより
連れ合いも受付の友人たちも深く感銘を受けた一人のお客様がいます。
その方は11月4日にいらして、その後は最終日まで毎日ギャラリーに見えたのでした。しかも4日になんと写真集4巻まとめてご購入! 背中のリュックに3冊、手許に1冊お持ち帰りになりました。その理由が入院中のお連れ合いに見せてあげたいとのこと。お連れ合いは現在気官切開・胃瘻で寝たきりだそうですが、若い頃から絵を描き、結婚前に一人でヨーロッパを回った時には感想を度々彼にハガキで送ってきたとのこと。そのハガキをコピーしてお持ちになっていて三津夫と私に「よかったら読んでください」とおっしゃいます。そのお連れ合いが町や美術館を訪ねては心弾ませている様子が細かな文字でビッシリ書かれていて、それをご丁寧にワープロかパソコンで打ち直し、両方とも見せてくださいました。幸いあまりお客様が見えなかった時間帯でしたのでじっくり拝見し、その文面は、入院して絵筆を取れなくなったお連れ合いの若かりし頃を想像させてくれる内容で深い感銘を受けました。しかも、そのお連れ合いと一緒に私の写真集を見て楽しみたいという思いが伝わってきて、ご夫妻の愛情の深さを感じ取ったのでした。ありがとうございます。
次に紹介したいのは、「石川雲蝶で談論風発の方」です。近隣の所沢市にお住まいの女性でした。とてもお元気な方で、どうしたことか、彫刻繋がりで雲蝶の話題になったのです。なんと2,3日前に新潟に旅行されて雲蝶作品に感銘を受けたということでした。ギャラリー2回目の来場のとき雲蝶に関する資料を多数貸してくださったのでした。
実は我々は、この写真展を終えて、1、2週間後に雲蝶作品を訪ねる2泊の個人旅行に出かける計画でした。
当然話題沸騰、談論風発の賑やかなおしゃべりになったことはご想像の通りです。
実は近場の田無神社にも素晴らしい彫刻があるということをこの方は教えてくれました。「天才嶋村俊表の彫刻」です。田無神社社報もいただきました。拝観可能になったときには是非訪ねたいと思います。
そしてなんと、写真集2-5巻4冊を纏めて買ってくださった方が3人もいらっしゃいました(1巻は完売)。感謝に堪えません。