このブログは〔313〕私の請願の結末というかその顛末を「冷静に」報告します。
さて、予想されたこととは言え、あまりに情けない清瀬市の議会運営委員会(2020年12月10日)でした。だからこそ、委員会当日の汚点はしっかりブログに残しておく必要がありそうです。
すでに数回の請願・陳情を提出している私ですが、いつもは総務文教常任委員会がその舞台です。議会運営委員会は初めてのことでした。構成メンバーもすっかり異なっていました。市のHPからそのメンバーを紹介しましょう。(以下、敬称略)
■森田正英(委員長)、佐々木あつ子(副委員長)、斉藤あき子、原和弘、深沢まさ子、小西みか、友野和子、渋谷のぶゆき、斉藤実
コロナ禍ということで、物々しく透明のスクリーンがそこかしこに立てられていました。傍聴席は2列だけ、いつもの3分の1程度に制限されていました。提案者の私は入り口すぐのところに座らせられました。その横には私の仲間たちが数人陣取っていました。
午後2時過ぎ、請願審議の時間になると私は長方形に議員が向かい合った座席に座らせられました。3分間の趣旨説明(ブログ〔313〕参照)の時間が過ぎてチャイムが鳴りしばらくして説明を終えました。
次に提案者に質問するという時間帯があります。最初は渋谷のぶゆき議員(清瀬自民クラブ)でした。「会議中に選挙はがきを書いていたというのは他市のことですか。」という想像もしていなかった質問が飛んできました。布施ゆめ議員の「ゆめ通信」に報告されていることで周知の事実だと思っていたのです。しかも質問者自らが墓穴を掘る質問だったのです。
「他市ではなくて清瀬でのことです。」
2017年6月12日、清瀬市議会本議会で後列の渋谷議員と同会派の保守系の女性議員が選挙はがきを書くことをしていたことを我々の複数の仲間は見ていたのです。しかも当時の議長は質問者だったのです。一段高い議長席から見えなかったのでしょうか。少なくとも近くの同僚議員はこの事実を知っていたはずです。
躊躇したのですがこの事実は言わず仕舞いでした。このことがあとで後悔することになるのです。
このあと3,40分の議員の討論後、採決を取り結果は3対5で否決でした。これまで私の出した反原発、原発再稼働反対、反戦、教育の国家主義化反対、教育の中立化維持といった請願に一貫して反対してきた清瀬自民クラブ、それに追随する公明党が反対するのは予想どおりでしたが、立憲までもそれに従うとは開いた口がふさがりません。
*賛成:佐々木あつ子、深沢まさ子(以上共産)、小西みか(ネット)→発言なし
*反対:斎藤実(立憲)、渋谷のぶゆき(清瀬自民クラブ)、斎藤あき子(公明)
→発言しないで反対にまわった人:原和弘(公明)、友野和子(清瀬自民クラブ)
反対者の意見は傍聴席で立ち上がると危ない、知る権利は翌日に事務局で確認すれば良いという的外れのものでした。私たちは立ち上がっているのではなく覗き込んでいるだけなので少しも危険ではありません。さらに、結果を翌日に確認しろ!とは、まさに噴飯物です。
せっかくなので、議論をもう少し丁寧にフォローしたいと思います。
●請願反対議員の理由と私の反論(請願者は論議に加われません)
・傍聴者が立ち上がるのは危険である。→最前列で議場をのぞき込むぐらいしかできないが、危険でもないし、今までもなんということなく行ってきたことである。
・挙手については翌日に事務局に確認できる。→翌日で良いのなら当日行く意味がない。その場で知るのが知る権利である。
・「傍聴規則」にない「頻繁に立ち上がる」を禁止項目に議長と事務局で勝手に加えたが、そもそも私たちの仲間は頻繁に立ち上っていない。ほとんど採決の時だけ覗き込んでいる。手すりにへばりつくように。
・共産党議員からは議会を通さないで「傍聴規則」に加筆する「傍聴する皆様へのお願い」を提示したのは正当なのかどうかという指摘があった。さらに、挙手ではなく起立でも良いのではないかという真っ当な意見もあった。後者はなぜか議論もされないでスルーされた。
●わかったことは…
私の請願の趣旨は「知る権利を保障していただきたい」「傍聴者が座ったままで議員の賛否の挙手や言動が可視化されるように配慮願いたい。」という至極当然の民主主義的要求で、否定すべき項目はどこにも含まれていないと思います。有権者の求める知る権利を保障しないし、可視化については配慮しないと清瀬議会は結論づけたのです。最終決定の本会議でもこの流れは変わらないと思われます。
どうやら、私の請願を否決した1番の理由は、会議中の態度を見られることだったのでしょう。公選はがきを書いたり、スマホをいじったり、発言者の言動にいらだってファイルをばたばたさせたり…。でもこれって、住民がしっかり「監視」すべきことですよね。
●さて、これからのこと、「やられたらやり返す! 倍返しだ!!」
これからも本会議では最前列に陣取り、手すりにへばりつくように頻繁に議場を覗きこむことを宣言します。けして立ち上がりません! 歩き回りません!
反逆老人は、やられたらやり返す! 倍返しだ!!
〔補足〕連れ合いの緑は、なぜ、当日、その場で見たいのかの理由を次のように書いている。
『以前、最初は手を上げていた2人の議員が、回りの様子を見て「あれ? 間違えたかな」と言う表情でそろそろと手を下ろしたことがある。最初「珍しく通った!」とよろこんだ私だったが、手を下げた二人によって結局不採択となったことがある。これは不注意なのか、それとも心情的なものだったのか。
また、中には通常の行動から当然反対してくれるだろうと思う議員が恥ずかしそうに賛成に挙手する姿も見られた。これは党派の縛りで本人の意志ではないのだろうなと背景が透けて見える。こうした生の人間の姿を見て私たちは判断するのだから。ただ票数をカウントしたいだけではない。上げる姿に生の人間が見えるからである。』
さて、予想されたこととは言え、あまりに情けない清瀬市の議会運営委員会(2020年12月10日)でした。だからこそ、委員会当日の汚点はしっかりブログに残しておく必要がありそうです。
すでに数回の請願・陳情を提出している私ですが、いつもは総務文教常任委員会がその舞台です。議会運営委員会は初めてのことでした。構成メンバーもすっかり異なっていました。市のHPからそのメンバーを紹介しましょう。(以下、敬称略)
■森田正英(委員長)、佐々木あつ子(副委員長)、斉藤あき子、原和弘、深沢まさ子、小西みか、友野和子、渋谷のぶゆき、斉藤実
コロナ禍ということで、物々しく透明のスクリーンがそこかしこに立てられていました。傍聴席は2列だけ、いつもの3分の1程度に制限されていました。提案者の私は入り口すぐのところに座らせられました。その横には私の仲間たちが数人陣取っていました。
午後2時過ぎ、請願審議の時間になると私は長方形に議員が向かい合った座席に座らせられました。3分間の趣旨説明(ブログ〔313〕参照)の時間が過ぎてチャイムが鳴りしばらくして説明を終えました。
次に提案者に質問するという時間帯があります。最初は渋谷のぶゆき議員(清瀬自民クラブ)でした。「会議中に選挙はがきを書いていたというのは他市のことですか。」という想像もしていなかった質問が飛んできました。布施ゆめ議員の「ゆめ通信」に報告されていることで周知の事実だと思っていたのです。しかも質問者自らが墓穴を掘る質問だったのです。
「他市ではなくて清瀬でのことです。」
2017年6月12日、清瀬市議会本議会で後列の渋谷議員と同会派の保守系の女性議員が選挙はがきを書くことをしていたことを我々の複数の仲間は見ていたのです。しかも当時の議長は質問者だったのです。一段高い議長席から見えなかったのでしょうか。少なくとも近くの同僚議員はこの事実を知っていたはずです。
躊躇したのですがこの事実は言わず仕舞いでした。このことがあとで後悔することになるのです。
このあと3,40分の議員の討論後、採決を取り結果は3対5で否決でした。これまで私の出した反原発、原発再稼働反対、反戦、教育の国家主義化反対、教育の中立化維持といった請願に一貫して反対してきた清瀬自民クラブ、それに追随する公明党が反対するのは予想どおりでしたが、立憲までもそれに従うとは開いた口がふさがりません。
*賛成:佐々木あつ子、深沢まさ子(以上共産)、小西みか(ネット)→発言なし
*反対:斎藤実(立憲)、渋谷のぶゆき(清瀬自民クラブ)、斎藤あき子(公明)
→発言しないで反対にまわった人:原和弘(公明)、友野和子(清瀬自民クラブ)
反対者の意見は傍聴席で立ち上がると危ない、知る権利は翌日に事務局で確認すれば良いという的外れのものでした。私たちは立ち上がっているのではなく覗き込んでいるだけなので少しも危険ではありません。さらに、結果を翌日に確認しろ!とは、まさに噴飯物です。
せっかくなので、議論をもう少し丁寧にフォローしたいと思います。
●請願反対議員の理由と私の反論(請願者は論議に加われません)
・傍聴者が立ち上がるのは危険である。→最前列で議場をのぞき込むぐらいしかできないが、危険でもないし、今までもなんということなく行ってきたことである。
・挙手については翌日に事務局に確認できる。→翌日で良いのなら当日行く意味がない。その場で知るのが知る権利である。
・「傍聴規則」にない「頻繁に立ち上がる」を禁止項目に議長と事務局で勝手に加えたが、そもそも私たちの仲間は頻繁に立ち上っていない。ほとんど採決の時だけ覗き込んでいる。手すりにへばりつくように。
・共産党議員からは議会を通さないで「傍聴規則」に加筆する「傍聴する皆様へのお願い」を提示したのは正当なのかどうかという指摘があった。さらに、挙手ではなく起立でも良いのではないかという真っ当な意見もあった。後者はなぜか議論もされないでスルーされた。
●わかったことは…
私の請願の趣旨は「知る権利を保障していただきたい」「傍聴者が座ったままで議員の賛否の挙手や言動が可視化されるように配慮願いたい。」という至極当然の民主主義的要求で、否定すべき項目はどこにも含まれていないと思います。有権者の求める知る権利を保障しないし、可視化については配慮しないと清瀬議会は結論づけたのです。最終決定の本会議でもこの流れは変わらないと思われます。
どうやら、私の請願を否決した1番の理由は、会議中の態度を見られることだったのでしょう。公選はがきを書いたり、スマホをいじったり、発言者の言動にいらだってファイルをばたばたさせたり…。でもこれって、住民がしっかり「監視」すべきことですよね。
●さて、これからのこと、「やられたらやり返す! 倍返しだ!!」
これからも本会議では最前列に陣取り、手すりにへばりつくように頻繁に議場を覗きこむことを宣言します。けして立ち上がりません! 歩き回りません!
反逆老人は、やられたらやり返す! 倍返しだ!!
〔補足〕連れ合いの緑は、なぜ、当日、その場で見たいのかの理由を次のように書いている。
『以前、最初は手を上げていた2人の議員が、回りの様子を見て「あれ? 間違えたかな」と言う表情でそろそろと手を下ろしたことがある。最初「珍しく通った!」とよろこんだ私だったが、手を下げた二人によって結局不採択となったことがある。これは不注意なのか、それとも心情的なものだったのか。
また、中には通常の行動から当然反対してくれるだろうと思う議員が恥ずかしそうに賛成に挙手する姿も見られた。これは党派の縛りで本人の意志ではないのだろうなと背景が透けて見える。こうした生の人間の姿を見て私たちは判断するのだから。ただ票数をカウントしたいだけではない。上げる姿に生の人間が見えるからである。』