後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔6〕次は、妻との共著です。(著書紹介②)

2015年01月15日 | 図書案内


『男の家庭科先生』
(福田三津夫・緑著、冬樹社、1989年 211ページ 表紙、イラストは娘の福田奈々子)

 三津夫は、小学校の担任を数年経験してから家庭科専科に自ら希望してなった。
 1979年当時、全国的にみても男の家庭科専科は非常に珍しい存在であった。時を同じくして、藤沢のあの著名な名取弘文さんも家庭科専科に転身する。
 この本は家庭科の実践記録ではない。むしろ家庭科専科を希望することとなった背景を自身の家族環境から描いたものである。夫の三津夫より妻の緑の方が、執筆の分担がやや多いのはそのことと無関係ではない。
 なぜ日本の家庭は女性に家事育児分担が偏るのか。「男も女も家事も育児も」と主張するのがこの本であり、その<実践記録>である。
 あとがきの半田たつ子さんの「新たな共同作品を祝って」が秀逸。
●絶版、手元に残部なし。



 『ヨーロッパ2人旅、22日間』
 (福田三津夫・緑著、私家版、2000年、168ページ、 表紙は福田奈々子)

 久しぶりに夫婦で出掛けたヨーロッパ(ドイツ、オランダ、ベルギー、フランス)の自前の旅。それぞれが好き勝手に綴った旅行の記録である。晩成書房社長の水野久さんの協力でできあがる。夫婦共同ミニコミ誌「啓」の拡大版。2008年12月に出版された『祈りの彫刻 リーメンシュナイダーを歩く』(福田緑、丸善プラネット)はこの旅が契機となっている。
 執筆分担は以下の通り。

    「世界遺産と美術館を巡る旅」 三津夫
    「リーメンシュナイダーの作品を訪ねて」 緑
 
  ☆残部わずか。送料込みで1000円。

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