後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔7〕最後は、妻の著書です。(著書紹介③)

2015年01月15日 | 図書案内

『子どもっておもしろい』
 (福田 緑著、晩成書房、2005年11月、200ペ-ジ、表紙はかとうゆみこさん)
  
  同時に退職した妻も本を書いた。
  小学校「ことばの教室」でのこどもたちとのさまざまな出会いをあたたかい視線で描く第一部。著者の教師としての足取りをたどり、子どもとの関わりを記す第二部。子どもとの出会いの魅力にあふれた記録。
 平易な文章で、教師を目指す大学生にも人気がある本だ。
  これは一人の教師の実践の記録と言うよりは、一人の「人」が人間となってゆく覚醒と努力の道程の記録である。
                    (竹内敏晴/本書まえがき より)
 

『子どもっておもしろい』 目次
前書き;竹内 敏晴 

第Ⅰ部 子どもっておもしろい
 1.木曜日でよかった      
 2.ウンコ・タイム   
 3.おばけに燃える男
 4.ヘビとヒキガエル
 5.先生、ヒゲが生えてる   
 6.ダンゴ虫のお城      
 7.さあお食べ、さあお飲め   
 8.福田先生、三十点~!   
 9.インクよ、出て来い
10.やさしい時ってどんな時?
11.真夜中のホットコーヒー  
12.1年中クリスマス
13.野球盤少年
14.オーストラリア旅行にご招待!  
15.ちびっ子剣士、参上           
16.不安定な起き上がりこぼしたち  
17.孝ちゃんのおにぎり
18.ぼく、生まれなおしたいんだ
19.あたしのお部屋  
20.先生はお昼寝してなさい
21.話のわかるおばさん
22.和紙で作った日本地図
23.洗濯ネットの虫かご
24.十日で回せるようになりますから
25.将棋は苦手なんだけどなぁ
26.もも筋トレーニング 

第Ⅱ部 子どもたちが私の先生
1 いいお母ちゃんがいてよかったね
2 本当は闘いたくなんかない!
3 心を「抱っこ」する
4 心の許容量
5 子どもが変わってきている

後書き;福田 緑

     ☆定価2000円+税、送料込みで2000円。  



 

『祈りの彫刻リーメンシュナイダーを歩く』
(福田緑著、丸善プラネット、2008年12月、216ページ)

リ-メンシュナイダーと聞いてすぐにドイツ中世の彫刻家と分かる日本人は少ない。それもそのはずで、彼についての著作は2冊のみ。そこで本邦初めての写真集が刊行された意義は小さくない。地元のドイツ人カメラマンによるカラー写真と、著者の娘の福田奈々子が撮った白黒写真のバランスが心地よい。まさに「祈りの彫刻」である。
 「リーメンシュナイダーの追いかけ人」となった<素人>の著者の執念はさらに続く。巻尾には作品一覧、アクセス情報(こちらもおそらく本邦初)も盛り込んで、贅沢な一冊になっている。
 図書館・美術館だけでなく、病院やサロンなどのくつろぎの場にそっと置いてほしい本だ。
             *2009年日本自費出版文化大賞入選。

    ☆定価4600円+税、送料込みで5000円。


 

『続・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーを歩く』
(福田緑著、丸善プラネット、2013年1月、230ページ)

 福田緑は、リーメンシュナイダーの作品を訪ねてドイツ国内だけでなく、ヨーロッパ各地や北米を重たいカメラと三脚を持ちながら周遊し、膨大な作品をカメラに収めた。そして、ついに第2写真集が完成した。この2冊の写真集はドイツの人々の手助けなくしては日の目を見なかったであろう。そういった意味では日独交流の賜物であると言える。
*朝日新聞の書評で紹介される。

    ☆定価5000円+税。













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