放生会
古代から仏教や神道に関わらず、生き物に感謝し殺生を戒める日や地域を決める儀式を行って来た。聖武天皇の時代には国家行事になっている。江戸幕府将軍吉宗が行った「生類憐みの令」はその究極のものだ。
「放生会」という採取した魚や鳥・亀などを野に放つ儀式である。池に放つなら「放生池」川なら「放生川」と言う。お寺では清水寺や本能寺などが有名だが、この時期八幡神社では一斉に行われる。
左京区出町にある「三宅八幡宮」は、子供の夜泣き疳の虫にご利益があるので「虫八幡」と呼ばれる。本日例大祭の中心行事として「放生会」がある。
また、京都の裏鬼門の男山にある「石清水八幡宮」の大祭「石清水祭」でも放生会が行われる。早朝(前日深夜)から神幸祭に始まり盛大に神輿が繰り出される。放生川に魚類が放たれその後、「胡蝶の舞」が奉納される。
その後還幸祭で終了するが、葵祭を北祭というのに対して、南祭と呼ばれる勅祭である。
人間は日々生き物を殺生する事で生きている。現代は食物連鎖の頂点に立っている人間だが、古代からあらゆる生物と食うか食われるかの戦いを生き抜いて来た。改めて人間以外の生き物に「感謝」だ。
そして最悪の殺生が、殺傷である。いわば人殺しだ。戦争が日常である時代が絶えたことはない。ここでぜひ提言したい。日本の放生会を世界平和の象徴として宗教色を排除し広めて欲しい。
9月15日を、「HOUZYOUE」として、殺傷道具である銃や刃物を廃棄する日にして欲しい。何より核兵器の廃棄に向かって「HOUZYOUE」する日にして欲しい。
地球規模で殺生を考える機会を・・・・・・・。