本日9月10日は、京都山科の毘沙門堂で「弁財天会」が行われる。
毘沙門堂は、出雲寺(いずもじ)という寺名で奈良時代に創建されている。その後、護法寺、平等寺の3寺が合併する形で成立する。出雲寺は以前は、上京区の上御霊神社の場所にあった。上御霊神社を「上出雲寺」下御霊神社を「下出雲寺」と言うのはその流れだろう。
京都検定的には、京都天台宗5箇室門跡寺の一つである事が重要だ。暗記項目の重要項目の一つで①三千院(梶井門跡)②青蓮院(粟田御所)③妙法院④曼殊院(竹内門跡)⑤毘沙門堂の5寺だが、毘沙門堂は江戸時代初期、後西天皇の子公弁法親王が門跡として入った事で寺格が高まった。
因みに検定に必要な暗記項目は、他に、
※「臨済宗京都5山」禅寺の寺格(順位)を現わすもの・・・五山の上南禅寺、1位天龍寺、2位相国寺、3位建仁寺、4位東福寺、5位万寿寺である。因みに大徳寺はあえて「林下」(在野)にあって権威を保っている。
※浄土宗京都四ヵ本山(大本山と言われる寺)・・・知恩院、金戒光明寺、百万遍知恩寺、清浄華院。
※六地蔵巡り(以前詳細を書いた)・・・大善寺、浄禅寺、地蔵寺、源光寺、上善寺、徳林庵。
※洛陽33か所観音寺巡り・・・六角堂~清和院まで
また、西国33か所観音巡りの、11か所が京都府内にある。三室戸寺~松尾寺など。
似たような寺の名前や複数出て来る寺など、紛らわしい。
それはさて置き、毘沙門堂は訪れるならば紅葉の季節がベストだ。