地主神社の「敬老祭」
清水境内の地主神社は、平安遷都以前からの由緒古い神社である。近年、「恋占い石」は科学的な検証で縄文時代のものと判明している。その神社で、年寄りを敬うお祭りが行われる。
本日敬老の日。
敬老?本当に嫌な祝日だ。法律では「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨としている。何と馬鹿にした文章か。年寄りは若者から敬われおとなしくしておけ・・・。と、言わんばかりである。年寄りが敬われる存在か?長年社会に尽くして来た年寄りばかりでもない。
そもそも兵庫県の野間谷という山村で、村長が戦争で若者がいなくなった村の行事として始めたらしい。その頃は、55歳以上の者を老人としていた。今ならかなり違和感がある。筆者は64歳だが、まだまだヤリタイことがいっぱいある。私は「人生ゴム紐論」だと思っている。50歳寿命とすれば、15歳くらいが元服、20歳までに結婚して、40歳で孫を見て老境に入る。この人生をゴム紐にして100歳に伸ばせば、30歳くらいが成人だ。20歳なんかは子供だ。55歳~60歳の定年前でやっと大人の実感が出る。従って60歳の還暦くらいで年寄り扱いして欲しくない。
何より自分が老人だと思っている人などいるのか?「私はもう年寄りですから。」というが本心は違う。その証拠に、電車で席を譲ってもらって喜んで座る人がいるか?よほどの不自由がある場合以外、遠慮するではないか。内心「年寄り扱いしやがって・・・。」と思っている。
さて、清水寺境内の地主神社で「敬老祭」が本日ある。縁結びの京都最大のパワースポットである地主神社の地は太古の昔から沼地の中の陸地にあって「蓬莱山」と言い中国の不老不死の山に因む。 また大田大神という長寿の神様を祀る事から、本日70歳以上の方に「長寿箸」とお守りを授与する。台風21号の被害でしばらく参詣を中止していた様だが、本日は予定通り2時からお祭りがあるようだ。