アチャコちゃんの京都日誌

あちゃこが巡る京都の古刹巡礼

番外 渡世人 海外旅行 キャンセル??

2018-09-13 14:41:47 | 日記

渡世人登場

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この前、親分が突然「シャバにも慣れただろう?一度気分転換に海外旅行でも行ってこい。」と、言った。女の分も出してやると言ってくれた。女は涙を流して喜んでいたよ。アノときにもよく鳴く女だが海外旅行と言えば金持ちだけのものだと思っていたと、泣くんだ。奴も、若いときから両親に棄てられグレて、身も心もボロボロになるまで苦労したんだ。シャブも刺青も入れている。悪い男に騙されて太股の内側に○○命と彫っている。大概の男はそれを見たら立っているものも萎えるさ。○○は、手術で消したがその跡が残っていやがる。今ファッションで彫るヤツが多いが絶対やめた方が良い。真っ当な人生にはならねえ。シャブも手を付けるもんじゃねえ!奴もワシと出会った時は、シャブ付けだった。アノときは必ず二人でシャブ入れて、一晩中やりまくった。そりゃ気持ちいいってもんじゃねえ!天国にいるような気分だ。世の中を二人だけで独占しているように何度も行って果てたもんだ。しかし翌日からの禁断症状が地獄だ。天井から壁に無数の虫が這い出てきてワシの体を襲う。隣で寝ていた女が、虫が大量にアソコに入ったと泣きわめく。股間に手をおいてアソコに指を突っ込んで虫を出そうともがく。そんな妄想が襲ったあと長い長い倦怠感で立ち上がらねえ!

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だから、薬と彫り物は絶対やっちゃいけねえ!特に薬はいまやヤクザものでもやらねえさ!

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さて、本題はここからだ。
大阪に台風が来たのが、4日だ。そりゃ、組事務所も揺れていた。そしてあろうことか関空がやられた。橋にタンカーが激突しやがったのも驚いたが、滑走路が水没したのにはビックリだ。ワシは関空は浮いているものと思っていた。埋め立てたとは知らなかった。ちょうど懲役の間のことだったのだ。

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その時から、12日の関空からの旅行は難しいかもしれないと思っていた。バリ島には1日一便だ。女はどうしても行きたいと言うが、無理だろうと言っておいた。しかも帰国翌日に大事なシノギが入っていた。親方からもそれまでには必ず戻れと言われていた。関空から飛んでも関空に予定通り戻れる保証もない。旅行社に電話しても話中で繋がらない。仕方なく行って見ると沢山の人が押し掛けていた。

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勿論申し込みは女の名前だ。ワシは反社会的リストに堂々と乗っているからだ。聞くと、11日出発まではキャンセル料金無しでやめられますと言う。ワシは12日の出発だ。さらに聞くと12日以降はまだ分からないと言うが、まだ確かではない旅行をキャンセルして手数料取るのか??
なら、出発出来るのか?相手は何も答えない。キャンセルしてから12日以降も出発出来なかったらキャンセル手数料は返してくれるのか?何もかも答えない。

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遂に女がキレた。奴も以前は大阪堺でかなり名前を知られた番長だ。
「俺を誰だと思ってんだ?」
因みに女が言ってる通りかく。「昔大阪堺で番長を束ねた、鬼の雄千代とはワシの事だ。」肩をはだけて自慢の般若の彫り物を見せつけた。
「行けもしねえ旅にキャンセル手数料取るなんざぁ、真っ当な人間のすることじゃねえ!許さねえ!
遂にカウンターから身を乗り出した。店員の首を閉めながら、奥に飛び込んだ。スカートの裾はめくり上がりパンツは丸見え、消したハズの○○命の彫り物も丸見えだ。警察が駆けつけたか、ワシは刑務所を出たばかりだ。観察中の身の上だ。手出しは出来ねえ!狂ったワシの女は、はだか同然の姿で、連れて行かれた。後から脱げだブラウスと取れたつけまつげを拾って追いかけた。涙

「ヤクザの女」の画像検索結果本文と写真は無関係

悪いのは台風だ。地震だ。大雨だ。世の中だ。

 

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