アチャコちゃんの京都日誌

あちゃこが巡る京都の古刹巡礼

443 あちゃこの京都観光日誌 新シリーズ「今からでも行ける京都歳時記」 今熊野観音寺 お砂踏み

2018-09-21 08:23:51 | 日記

四国八十八箇所観音霊場巡り、いわゆる「お遍路」という修行がある。

「お遍路」の画像検索結果「お遍路」の画像検索結果

多くの人が人生を見直す為や、安らかな余生・往生を願ってやってくる。筆者は、2度満願(全部回りきる事)している。勿論「車」でだが、全部徒歩で回ると最短で四十日かかると言われる。健脚な方でそうだから普通はそれ以上日を費や苦行である。車で回っていると「歩き遍路」の方を追い抜く。その時には心の中で手を合わせる事にしている。夏は学生が多いが、この季節は定年後の同年配かそれ以上の高齢の方達をよく見る。あくまでも自分の歩行速度を守りゆっくり歩く姿は、尊敬に値する。また昨今は外国人もよく見る。

「お遍路お砂踏み」の画像検索結果「今熊野観音」の画像検索結果今熊野観音寺


それをたった1日で回りきる方法がある。四国八十八箇所のお寺の砂を一ヶ所に集めて一つ一つ踏んで、同じ御利益を受ける「お砂踏み」と言う方法である。確か四国にも何番かのお寺でその様な事の出来るところがあった。全国各地にあり一定の期間に限り行っているようだ。足腰の弱った老人や若くても不自由な方には有難い。

「今熊野観音」の画像検索結果泉涌寺塔頭 「今熊野観音」の画像検索結果空海の掘った井戸


京都では。泉涌寺搭頭、今熊野観音寺で今日から「四国八十八箇所観音霊場巡りお砂踏み法要」として行われる。新那智山今熊野観音寺が正式名称で、九州や和歌山の熊野山に対して今熊野山という場所にある修行の地である。「今」とは「新」のことで、近くには新熊野神社と書いて(いまくまの)と読む神社があり、後白河上皇が勧請したものである。後白河上皇は元来の頭痛持ちで、この観音様に「頭痛封じ」を願った。現在では「ボケ封じ」でも有名だ。御本尊は空海自ら彫った観音像で秘仏である。

しかしそれは、学ばずに卒業証書だけもらうようなもので、OKパットだけ入れるゴルフ、ゴールテープだけ切るマラソン、現地に行かないお土産だけの旅、デザートだけのフルコース、はたまた前戯のないセックスである。
すべて物事はプロセスが大切であり結果が得られなくとも途中までの努力が称賛されるはずである。卒業証書やゴールテープなどは、そのご褒美でしかない。なくても良いのだ。

「ゴール」の画像検索結果


しかしあの時の「あれ」は、なくてはならない。子孫繁栄のため?失礼

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