今回取り上げたのは、ちょっとしたきっかけがありました。
お盆の時期には終戦記念日があり、少し前には原爆の日がある。
また、日航機の墜落事故も有り、何かと「命の大切さについて考えさせられる」季節です。
さて、この映画を取り上げたのは、会社で一緒に食事をしているグループの一人がボソッとつぶやいたこの一言からでした。
「秩父の山奥で遭難事故が無かったら、7人は死ななくて済んだんだよね。」
先月秩父山中で遭難者救助に向かったヘリが墜落、5人が亡くなりました。
その約1週間後、今度は取材に出かけたTV局の2人が遭難死。
それで思い出したのがこの映画、「プライベート・ライアン」です。
この映画は戦争映画。
私が見たいと思った理由は、他でもありません。
映画の中に登場してくるドイツの戦車「ティーガーⅠ型」のレプリカが良くできている、と言う前評判を知り、内容なんて構わないからその戦車がどれ程実車に近いか見たいだけ、と言う理由(苦笑)
映画の概要はウィキをご覧頂くとして・・・ → 「プライベート・ライアン」
簡単にあらすじを説明します。
舞台は第二次世界大戦の「ノルマンディー上陸作戦」の地域。
主演のトム・ハンクス演じる米軍のミラー大尉が7人の部下を率いて、「ライアン二等兵を捜し出し連れて帰る」と言う命令を受ける。
ライアンは独軍の前線よりフランスの奥地にパラシュート降下して行方知れず。
そのライアン1人を救出するために、ミラー大尉の小隊8人が駆り出されるわけです。
ライアンを捜索している間、一人、また一人と仲間が敵弾に倒れていく。
「たった一人を救出する為に、何で俺たちが死ななければならないんだ!」と言う声が、部下達から上がってくる。
自分自身もその気持ちを持っていながら、それでも自らと部下を納得させて救出任務に当たるミラー大尉・・・。
ライアンは将軍とか軍の重要人物ではありません。
「ただの一兵卒のために何故・・・?」
映画をご覧になれば、彼らの気持ちが少しは理解できるかもしれません。
登場してくる戦車は、このページをご覧ください → 映画の中の戦車
コメント
- ゆきchan [2010年8月15日 23:38]
- こんばんわ。この映画は観たことあります。
「たった一人を~」ってセリフも覚えてます~。名画ですよね。トムハンクスさんがでてましたね。 - まめ八 [2010年8月15日 23:42]
- こんばんわ。
プライベートライアンですね。私も勿論観ています。!(^O^)
とても切ない映画でしたね。最近のアメリカの戦争映画は、一部を除いて、一時のアメリカの正義を声高に叫ぶのものやベトナム戦争の後遺症としての反戦映画ではなく、ようやく戦争の虚しさを冷静に見つめるような作品が増えてきたように思います。私が印象に残っているのは、降伏したドイツ兵を射殺して記念品を漁る米兵の姿と、その姿をウンザリとした表情で眺めつつ戦場の砂を小瓶に詰めるミラー大尉の姿です。
そのミラー大尉が、“庭で薔薇に水遣りをする妻の姿を何度も見るんだがその顔がどうしても思い出せない”と言う台詞がとても悲しく聞こえました。
さて、映画の中に登場する戦車は殆どがダミーですが、Sd.kfz,251とケッテンクラートは実車のようです。
それにしても最近の映画に登場するドイツ戦車はダミーとはいえ良く作られていますね。
“バルジ大作戦”に出てきたM47そのままのティーガーⅡに比べると隔世の感があります。
ただ、この映画のへスラー大佐は最高でしたね。 - EP82-SW20 [2010年8月16日 21:51]
>ゆきchanさん、こんばんは。 コメントありがとうございますw
ミラー大尉が言い聞かせていましたよね。
「彼を救うことで他の多くの人が救われると信じてる。」って。
見たいという動機は戦車だったのですが(笑)
>まめ八さん、こんばんは。 コメントありがとうございますw
そうですね、「戦争の悲惨さ」も伝えていますよね。
オープニングのオマハビーチのシーンはまさに「壮絶」なシーンが描かれていますよね。
戦勝国の連合軍をヒーローにする描き方では無いですねw
戦車はレプリカが良くできていますよね。
バルジ大作戦、CGなどを使ってリメイクしてもらいたい気がします。
へスラー大佐は架空の人物設定だったみたいですね。
私は実在の大佐だと思っていました。
ロバート・ショー、ですねw- デコちゃん [2010年8月18日 14:28]
- こんにちは!
この映画、話題になっていたのに、血みどろ戦闘シーンが苦手な私は、戦争映画というだけで避けて見ていませんでした。
でも、EP82-SW20さんの記事を拝見したら、戦闘シーンメインの戦争映画というよりも、人間ドラマが中心のようで、ぜひとも見たくなってきちゃいました。 - EP82-SW20 [2010年8月18日 22:57]
>デコちゃんさん、こんばんは。 コメントありがとうございますw
私も実は血が苦手で・・・(苦笑)
冒頭のオマハビーチのシーンは、「どうやって撮ったのさ、これ!?」と思うシーンが目白押しでした。
どちらかと言うとこの箇所はそれ程鮮明に見えないので、大丈夫です。
途中で一人の仲間が亡くなる時の方が、血を流して苦しみうめいている姿だったので、ここは目を逸らしていました(^_^;)
全体的には血がクローズアップされるのは10%に満たないと思いますから、大丈夫と思いますw
あなたのブログにコメント投稿されたものです。