久々に燃費ネタです。
既に新車モデルが無くなってしまいましたが、11月にヴォクシーの車検で、代車のヴィッツ(ガソリン車 FF)を借りていました。
残念ながら2年前に借りたHV車ではなく、今回はガソリン車。(その記事はこちら → HV車は、やはり燃費の伸ばし方が違っていたようです)
でも、「今のトヨタのCVT車なら、JC08モード燃費なんて私の走行環境では出せて当然だろう」と言う意識も有り、 当然のごとくカタログ燃費越えを楽しみの一つにしていました。( → 二代目シエンタの燃費実力が予想以上)
ところが、代車のグレードが、返却した際にもわかっておりませんでした(苦笑)
だって、パっと見、バックドアに貼られているであろうエンブレムが見当たらない・・・。
とりあえず、車がわかる様に顔だけですけど(苦笑)
しいて言うなら、アイドリングストップが付いていなかったので、ベーシックグレードと思われます。
グレードがわからないと、ターゲットとなるカタログ燃費がわからない・・・。
そこで、カタログを探したところ、トヨタのウェブで旧車カタログを見る事が出来ました。
カタログ燃費は年代的にJC08モードですね。
ガソリン車の部分を拡大すると、
21.6、24.0、25.0km/Lの3つ。
グレードがわかるヒントが、このメーターパネルに有りました。
タコメーター無し。
カタログを見ると、
アイドリングストップ無し1.0L車か、4WD車がこのメーターらしい。
FFだったので、1.0Lのアイドリングストップ無しの車、と考えられるから、1.0LのFグレード。
すると、ターゲット燃費は21.6km/Lかな。
で、実際の燃費がこちら。
まずはディーラーより高地にある自宅までの帰路(往路)、燃費・走行キロ数・平均速度。
この時点でカタログ燃費を越えていましたが、本人は10.15モードの1.3L車の26.5km/Lが頭に有ったから、そっちがターゲット(笑)。
25km/Lは、高低差で条件の良い帰路で越えられるだろう、そう思っていました。
32.8km走って、23.8km/Lだから、32.8÷23.8で、消費燃料はたったの1.378L。
って言うか、私の660ccのKeiワークスより燃費が良い(苦笑)
(因みに、Keiワークスのカタログ燃費は10.15モードで19.6km/L。対し、常時オーバー20km/Lですが、23.0km/Lってなかなか出せないですね。)
さて、25km/Lオーバーは出せるだろうという気持ちで翌日ディーラーまで回送の復路。
今度は下り坂なので、当然燃費は前日より上がる。
但し、全体的に下り坂で燃費的には有利なので、往路より距離的に近くてアップダウンの多いルートを走っています。
その結果がこちら。燃費・走行キロ数・平均速度。
第一印象。
「あ~、25に届かなかったかぁ・・・」とがっかりしてました(^^;)
トータル燃費は 62.9km走っての24.6km/L。トータル消費燃料、62.9÷24.6で2.557L。
アップダウンの有る道を走っているので、距離は短くても平均速度が落ちている。
これを、回送の復路のみで換算すると、
距離が62.9-32.8=30.1km 消費燃料が2.557-1.378=1.179L 燃費換算 30.1÷1.179=25.5km/L となります。
帰路だけで25.5km/Lと、僅か0.5km/L有利なだけですから、トータル25km/L越は厳しいわけです(^^;)。
要因は平均速度の減少ですね。
トータルで30km/hなので、復路のみで換算します。
トータルの所要時間は、62.9÷30=2.096時間
往路の所要時間が32.8÷33=0.994時間。
だから、復路の所要時間は2.096-0.994で1.102時間。
復路の距離、30.1kmから1.102時間を割れば、平均速度は27.3km/h・・・。
つまり、信号で止められたり、アップダウンによる速度の低下が、燃費が思ったより伸びなかった一因、そう言えますね。
アップダウンの少ない往路との同じルートを走って戻れば、もっと好燃費が出せたかもしれません。
でも、格上のアイドルストップ付きの1.0Lの燃費、24.0km/Lを越えたので、まぁ、良い成績ではないでしょうかw
因みに、1.3L車の方が燃費が良いのは、車両重量とエンジン出力の比率の差と言えるでしょう。
比較すると、
1.3L車 1.0L車 比率
排気量 1.3L 1.0L 1.30
車重 1,070kg 970kg 1.10
馬力 99ps 69ps 1.43
トルク 12.3kgf・m 9.4kgf・m 1.31
この様な感じで、排気量的には1.3倍不利なはずでも、車両重量が1.1倍なので、0.2倍分の余裕駆動力が燃費に対して優位になっている、と思われます。
これからEV化が進むと、今度は「電費」ですかね。
また一からエコ運転を体得していく必要が有りそうですが、まだまだ燃費チャレンジは続けたいと思いますw