気の向くままに、今日の話題をお届け

以前は、Gazooブログ「今日の話題は」をやっていました。
基本、忘備録的日記です。

たったひとつのたからもの

2008-05-18 23:43:41 | 

TVドラマ化されている本です。
随分前に放送されていたのですが、録画してあってもなかなか見る機会が有りませんでした。

G.W中に見ていたので、廃線ウォーク後にアップ予定でした。

結局休み明けから仕事が忙しくて、昨日で一段落。

少しやる気が抜けています(苦笑)

常連の皆さんの所に行けていなくてすみません(^_^;)。

 

さて、このTVドラマは実話ベースです。 

ダウン症の息子さんを授かったご夫婦が、そのお子さんが亡くなるまでの6年間を過ごした記録です。

 

まず、わが子に障害が有る事が解った場合、親御さんがその現実をすんなり受け入れる事ができないケースが多いですね。

 

例えば、母親が育児主体で父親が仕事一筋の家庭のケース。

そこでお子さんが自閉症を発症した場合。

自閉症は「脳に障害がある先天性の病気」ですが、最初は「発達遅れ」が顕著に現れるので、母親は自分の育て方が悪いと自分を責める。

父親もこれまた「育児はお前に任せてあるのだから、お前の育て方が悪い。」と母親を責める(そんなドラマもありましたが、あながちフィクションとは言えないでしょう)。

しかるべき医療機関で「自閉症」と診断されるまでは、この誤解は続きます。

(この誤解が原因で「離婚」となったケースも有ります。)

また、「自閉症」とわかってからも、今度はその子の育て方・接し方で悩む事になります。

 

わが子が障害児となった場合、そこには「何で私の子が・・・・」と言う言葉が必ずと言って良いほど出てきます。

しかし、「自閉症」の場合、最近では100人に一人の割合とか。

稀な病気とは言えなくなっています。

子供の障害を告知される事は、殆どの親にとっては辛い現実でしょう。

(「五体不満足」の著者乙竹君のお母さんは、生まれたばかりの彼を見て「まあ、かわいい」と言ったらしいのですが、自分が同じケースだったらとても真似ができません(^_^;))

 

この物語のお子さんはダウン症

生まれてすぐに染色体の異常がわかり、心臓に合併症があり1年の命と診断されました。

(この病気の名前を知ってはいましたが、詳しい症状はこのドラマを見て初めて知りました。)

 

それから6年間、様々な出来事を経験し、この「秋雪君」は成長していきます。

そして、彼と共に親御さんも成長していきます。

子供に障害があると言う現実を正しく認識し、家族や親戚の理解と協力を得て、同時に周囲の理解と協力を得て、「秋雪君」が成長していく姿が描かれています。

ドラマでは年齢に応じて複数のお子さんが「秋雪君」を演じています。

この子供達、全員が実際の「ダウン症」のお子さんだったそうです。

 

ご両親やその他の親族の方々が悩み苦しんでいる様なマイナス表現は余り多くありません。

しかし、程度の差こそあれ、障害児を育てる事は容易ではないと思います。

「育児」と言うより「介護」ですから。

ただ、1年しか生きられないはずのわが子が、一年・また一年と成長を続けていた生命力に、ご両親は力づけられていった事でしょう。

「障害児」であった「秋雪君」が、ご両親の生きる力になっていた・・・。

悲しい結果でしたが、実話ベースと言う事もあり、とても心に残る作品でした。


コメント

--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。

LUXEL [2008年5月18日 23:56]
こんばんは。
少しのご無沙汰ですw
ここ最近、お忙しい日々が続いているので、お体にはご自愛してくださいね。
話は本題に移ります。
ダウン症を患っている患者さんの姿をニュースで見たことがあります。
生きる道を大切にする姿…家族の暖かいサポートがあるので、その方にとって心の支えになっていると思います。
私は残念ながら、このドラマを見ていませんが、お話を伺うと、心の中に残る作品だと感じました。
ファシスト [2008年5月19日 1:24]
こんばんは。
忙しい日が続きますね、身体を大切にしてくださいね。
おっしゃてること、すごーくよく理解できます。
しかし、実際の行動がともなうかどうか・・・
見せ掛けはできても、なんか気づかれそうですし・・
院内で仕事をしてると感じます。
一流にマニュアルはないと・・・
kuru [2008年5月19日 2:35]
こんばんは。
色々と考えさせられる作品があります。
kuruが家庭を持って、子供ができたけど障害がありと考えた時、今はさまざまなメディアがあるのである程度は受け入れられるのかなとは思いますが、いざそうなったら耐えられない状況になるかもしれません。
色々と状況を考える情報を提供してくれる分ありがたい話ですが、なかなか状況に直面した時に誰かに責任を擦り付けたくなるかもしれません。
家庭は何事も問題が無い方が良いのですが、何かあったとしても対処できる人になりたい…
kuru [2008年5月19日 2:37]
追記:
お互い忙しい時期がありますが、無理せずにね♪
時間がある時はBLOGにコメントを書けますが、時間の余裕が無い時は読めててもコメントが書けない時ってありますから。
マイペースでお願いしますね♪
けいづか木の子 [2008年5月19日 21:24]
こんばんは。
この本は読みましたよ。
テレビドラマも見ました。
現実を受け入れるのはかなりの時間が必要でしょうね。
でも受け入れて強く明るく頑張ってる人たち(親子)もたくさんいますね。

自閉症100人に一人ですか??

ん~~~きびしいですね・・・・



LUXEL [2008年5月21日 1:27]
こんばんは。
メールありがとうございました。
明日(今日)の夜にこちらからまたお返事を差し上げます。
ラクちゃん [2008年5月21日 21:07]
こんばんはぁー(〃ー〃)ノ
EP82-SW20 sanを最近見かけないなぁ~と思って、ブログを探してました。
私は気まぐれな性格なので、GAZOOを見ない時は全く見ないので…(笑)
疲れているみたいですね!!!
ゆっくり休んで下さいねぇー(〃ー〃)ノ

私の子供がもし自閉症になったら…
考えるだけで、辛くなってしまいそうです!
でも、本人の方がもっと辛いのですよねぇー!!!
でも、きっとそんな子供でも私の子供だったら可愛いんだろぉ~なぁ(〃ー〃)ノって思います。
EP82-SW20 [2008年5月21日 22:06]

>LUXELさん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

お気遣いありがとうございます(^^)
今週かなり仕事の進展が有って、精神的には楽になりましたw

私も身近に複数の障害者がいますので、最近この手のドラマを参考になればと思い、見るのです。
「実話ベース」でどこまで事実が反映されているのかはわから無いですが、この「秋雪君」を見守るご両親の気持が実によく表現されています。
「障害児を持つ親の気持」。
ここまで至るには随分多くの葛藤が有ったと思いますが、この域に踏み込めるまでになると、人間かなり考え方が豊かになるものだと思います。
機会がありましたら是非ご覧くださいw

また、メールの件了解しました。
後ほど確認しますねw
EP82-SW20 [2008年5月21日 22:10]

>ファシストさん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

お気遣いありがとうございます(^^)
何だか皆さんに心配してもらっていますね。
ありがたいことですw

私の障害者との付き合いは小学生の頃からありました。
同級生に一人知恵遅れの子がいたのです。
学生時代はボランティアで障害者施設の旅行引率を引き受けた事も有ります。
でも、ボランティアをやっている事がなんとなく「自分は障害者の為に色々やっている善人なんだよ」なんてアピールしている「偽善者」のように思えてきて、10年以上もボランティア活動はやめていました。
10年ほど前から身近な障害者と必然的に係わるようになってからはしばらく悩みましたけど、今は自然体で接する事ができますよw
こちらは「ボランティア」でなくて、「体当たり」ですから(笑)
EP82-SW20 [2008年5月21日 22:26]

>kuruさん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

お気遣いありがとうございます(^^)
忙しい時は今回のようにお邪魔できない事が出てきますけど、後ほど埋め合わせに伺います(笑)

障害児に限らず、家庭を持たれてからの揉め事の解決方法としては、
1.夫婦で話し合う。
2.それで駄目なら双方の両親を交えて。
で、障害児ならやはり3番目に行政や医療・福祉関係の機関に相談する、と言うパターンが一般的でしょうね。
ここで夫婦揃って同じ気持で、「お互いを思いやりつつ」障害を持つお子さんと接していけるかどうか、で、家庭が続くか崩壊するかが決まってくると思います。
障害児を持った某女優さんが、そのお子さんがなくなった直後に離婚されたのですが、その離婚理由が「子供に対する考え方の違いで、夫との溝が広がってしまった」と言うような内容だったらしいですから。
家庭は夫婦二人で築いていくものですから、どちらか一方が苦労しているだけでは、長続きしないですよ・・・。

EP82-SW20 [2008年5月21日 22:36]

>けいづか木の子さん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

おお! 原作までご覧になっていましたかw
そうなのですよ、この「現実を受け入れる」事が人それぞれですが数年に渡る事もあります。
それと、「障害児を持つ」事で「健常者から変な目で見られている」と言うように感じる負い目。
これはかなり厳しいですよ。
例えば自閉症児の症状に「周囲に無関心なマイペース」が有ります。
公共交通機関の中でマイペースに騒がれたら、事情を知らない周囲の人達は「この親は子供のしつけがまともにできないのか!」と思われますからねぇ。
しつけたくても、できないのですけど・・・。
自閉症は増える傾向のようです。
10年前には1000人に1人の確率と言われていました。
30人学級が4クラス有れば、一人は自閉症児、という確率ですね(^_^;)
EP82-SW20 [2008年5月21日 22:49]

>ラクちゃん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

疲れはかなり取れましたよw
心配してくれてありがとうございますw

ラクちゃんは気紛れな性格ですか?
血液型だとABが気紛れの人が多いらしいけど(笑)

障害児の親御さんは障害の程度により様々だけど、「障害児」と言う言葉の重さを受け入れるには、一般的にはかなり厳しい現実が有りますね。
ちなみに、私の身近な障害児は重度の知的障害なので、本人は「辛い」という認識をもっていない様です。
だから逆に本人は「幸せ」かも知れないです。
よく笑う、笑顔のかわいい男の子ですからw



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