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さて、同じドライバーが似た環境で走っているKeiワークスとスペーシアギア、JC08モード比較のカタログ燃費と実燃費(満タン計測)の比率を比較すると、MTのKeiワークスの方が「実燃費は悪くても比率が良い」じゃんwという話になる。
MTとCVTの伝達効率の違いだろう、と言うのでひとまず納得したものの・・・
同じCVTのノンハイブリッド車のヴォクシーよりも「実燃費は良くても燃費比率が悪い」という現実も露見(苦笑)。
「製造された時代が10年も違うんだよ、マイルドとはいえHVなんだよ、何でよ???」という疑問が沸いて、前回の下り坂でロックアップが勝手に外れて、エンジンブレーキが効かなくなる、と言う事をヴォクシーで確認。
そして今回、スぺギアも同じ様にロックが外れて、回生ブレーキすら使えなくなる、という事実を確認しました・・・(><)
これらから、山間部で走る機会が多い私の生活環境では、
1.MTのKeiワークスが、カタログ燃費より実燃費の比率が一番良い
2.ヴォクシーがスぺギアよりも、カタログ燃費より実燃費の比率が良い
と言う事が裏付けられたと思います。
では、解説。
まず、Keiワークスが3車の中で一番燃費比率が良い理由。
1.伝達効率の違い、は間違いなく有る。
2.CVT2車種は、下り坂に入ると条件次第でロックアップが外れる。→ フェーエルカットを止めてしまう。
因みに、Keiワークスでも条件次第でフェーエルカットをしない場合が有りますが、3速より上のギアの速度域(30km/h以上)なら、3速に落としてやればすぐフェーエルカットを再開してくれるのです。
次に、ヴォクシーの方がスぺギアより燃費比率が良い理由。
これも、下り坂に入ると条件次第でロックアップが外れる。→ フェーエルカットを止めてしまう。
と言う事が、その差に表れている、と言えそうです。
うん? イミフ???
でしょうね(苦笑)
ここで、問題になってくるのが、WLTCモードだろうがJC08モードだろうが、平地ベースで測定しているのさ! って事です。
Dモードで平地の減速時なら、ヴォクシーなら20km/h以上、スぺギアなら10km/h以上はトルコンロックしています。
当然、フェーエルカットもするし、HVは回生ブレーキも作動する。
僅か10km/hの差ですが、3~5秒程度はスぺギアの方がヴォクシーより長く作動します。
更には、スペギアはマイルドHVだから、この減速エネルギーを回生ブレーキに使って、(私の走り方では、体感的には余り役に立っているとは思えないけど・・・)EV走行したりパワーアシストしたり、通常バッテリーの充電に回したりと、エネルギーのリサイクルに使っている。
当然、カタログ燃費にはHVのメリットであるその部分が反映されるから、数字的には高い数字になるわな(^^;)
逆に言うと、HVのメリットが活かせない生活環境では、単なるCVT車レベルの燃費しか出せない、と言う事。
と言う事で、下り坂で、フェーエルカットだけならまだしも、回生ブレーキも使えなければ、HVのメリットは活かせない。
そりゃヴォクシーよりカタログ燃費の比率が悪くなって当然・・・でしょ?(^^;)
それがわかる例が、このアルト。
同一車種でHVの有る無しが有るから比較できる。
車両重量の差は僅か20kg。
そして、WLTCモードとJC08モードの燃費を見比べてみると、その違いが分かると思う。
特筆すべきは、WLTCモードの市街地部分で、HVでもたった1km/Lしか燃費の優位差が無い。
それに比べてその他のモードでは(JC08モードも含む)、2.5km/L以上の差が付いている。
これは、郊外モードや高速道路モードでは、HVによる減速時のエネルギー回収が有効に使えているから、と言えると思う。
と言う事で、結論は、
山間部を走る機会の多い私の生活環境の場合、
下り坂でのトルコンロックが外れちゃう機会を極力減らす運転をしないと、マイルドHVも単なるCVTと同じレベルの燃費になってしまう・・・
と言う事が、今回わかってしまいました、とさ(><)
これはねぇ、下り坂で外れたトルコンロックを戻す手段を見つけないと、燃費をこれ以上伸ばすのは難しいかもね(><)
(因みに、スぺギアはロックアップの戻し方が不十分ながらわかってきました。後は、それを上手く使えるか、ってところですかね・・・)
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