エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

花筏(はないかだ)七題~散る桜

2010年04月08日 | 日記
散った花びらが川面を流れてゆく様を、古人が呼んだ季語である。

「花筏(はないかだ)」
なんという雅な表現であり、古人の連想・イマージュであろうか。

今日は花筏を数葉(すうよう)紹介したいのである。



JR飯田橋駅西口の掘割の花筏である。
この花筏が流れて橋の向こう側にはこのお堀の主、白鷺が餌を狙っていた。



二羽が飛来している。



優雅な白い羽が花筏に映えるのである。
この鷺は、この近くの小石川後楽園にもしばしば飛翔して行く。

彼らのテリトリーである。



千鳥が淵の花筏である。
花びらが風に煽られて帯になって流れていく。



これも千鳥が淵である。



これは鎌倉鶴岡八幡宮の堀の花筏である。
この堀と池には、すっぽんの大きいのが棲息している。

また、ダイサギや白鷺も飛来する。
池の周辺の森には、野生のリスが生きている。

可愛らしい存在である。



もう一枚、鎌倉鶴岡八幡宮の堀である。

花びらが三々五々流れ行き、やがて帯状に収斂されていく。

古人の感性に感服する。
この状態を「散る花びらは河を汚す!」のではなく「散る花びらは季節を表す!」とした感性にである。







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                  荒野人


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