エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

奄美からの便り…8

2013年11月01日 | ポエム
奄美大島は、マングローブの北限である。
奄美では、普通に河口辺たりでマングローブが見られる。
港の横であったり、民家の傍であったりする。



マングローブは、汽水域に命を育む。
何気の無い、奄美の生活に寄り添って林が出来上がっているのだ。
豊かな自然である。



奄美の自然は、海である。
同時に沖縄と違って、山が高い。
海に流れ込む淡水の筋が多いのも特徴である。



従って、汽水域が島の周りに多くあると言う事になっているのである。
マングローブは汽水域に林を成すのだ。







「マングローブの秋の潮満つ迷路ゆく」







カヌーを漕ぐ気力があれば、是非マングローブの林に漕ぎ言って欲しい。



カヌーを漕ぎ出す場所は、何カ所かあるけれど、川から入っていくのが楽しい。
どっちにせよ、島内の多くの場所にマングローブは根を張ろうとしている。



港の隣りである。
左上に漁船が繋留されている。



民家の近くである。
時間が経てば、林に成長するのだろう。

ただ、淡水の流れ込む海の汚染が激しい。
3年前の豪雨被害以降、山崩れが続いている。
山際の入江など、黄濁している海が痛々しいのである。

山肌が削り取られた姿は悲しい。



       荒 野人


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