昨日は、午後からは穏やかであった。
朝の内の雨は、シッポリと濡れる梅雨特有の雨であった。
日曜日の天気としては、歓迎されざる半日であったのだ。
午後、閉じ込めれていた家を出た。
雨上がりの空は・・・。

雲が綺麗であった。

そう、まるで箒草で掃いたような雲が遊弋していた。
下界は、人が棲んでいる。

花々が咲く、小さなコスモスである。
その小さなコスモスに、遅れてやってきた花がある。

「軒の下遅れて咲けるヤマボウシ」

ヤマボウシがみっちりと咲いていた。
まるで、既に討ち死にした同輩を悼むかのように咲く。
そんな風に思ってはいけないのだろうか?
荒 野人
朝の内の雨は、シッポリと濡れる梅雨特有の雨であった。
日曜日の天気としては、歓迎されざる半日であったのだ。
午後、閉じ込めれていた家を出た。
雨上がりの空は・・・。

雲が綺麗であった。

そう、まるで箒草で掃いたような雲が遊弋していた。
下界は、人が棲んでいる。

花々が咲く、小さなコスモスである。
その小さなコスモスに、遅れてやってきた花がある。

「軒の下遅れて咲けるヤマボウシ」

ヤマボウシがみっちりと咲いていた。
まるで、既に討ち死にした同輩を悼むかのように咲く。
そんな風に思ってはいけないのだろうか?
荒 野人