エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

枝の先

2018年02月09日 | ポエム
枝の先が赤らんで、春の兆しを見せるのだ。
冬の空から、春の空への移ろいを強く感じる刹那である。



雲の汚れ無き白さが際立たせる、木の芽である。
もわもわとしながら、命を感じさせる靭さがあるのだ。

命が萌え出す、のだ。



命の連環。
そこに、人は共感するのである。







「もわもわの命の靭さ木の芽かな」







しばらく見入った。
木のベンチの座り心地は、頗る良かった。
寒波と雪害で苦しむ北陸の方たちと、この暖かさを分かち合いたいのである。

今週末は雨だと云う。
暖かい雨であると云う。

だがしかし、雪の上に降る雨は辛い。


      荒 野人


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。