エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

姫林檎

2016年10月09日 | ポエム
嗚呼、きっと雨に打たれて艶やかに生っているだろう。
今朝は、早くから雨。
昨日も雨、今日も雨・・・。
孫二人の運動会は、明日になってしまった。
分担して行く事になる。
友働きの夫婦は、きっと大変だろうと推測出来る。
嗚呼無常、である。

姫林檎が、そろそろ赤くなり始めた。
毎年楽しませて頂ける。

青い実の時もそうだけれど、花時、葉の色づく頃・・・。
楽しみにしている花卉、である。



この林檎が、食べておいしいのかどうかは知らない。
おそらく、この樹の持ち主も知らないに違いない。

いつも、自然に任せて朽ちているからである。
言い換えれば、全てが天使の分け前になっているからだ。







「繪硝子や思いの深き姫林檎」








いつか、この林檎を頬張ってみようと思いつつ十数年が過ぎている。
でも、そうして暴かれない方が良い。

甘いか・・・それともすっぱいか。
それとも、殆ど口に出来ないほど硬いのか。

あれこれ想像するのも楽しいではないか。



     荒 野人








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