エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

ポピーの蕊(しべ)をのぞく

2010年04月19日 | 日記
ポピーを蕾で狩ってきたのだけれど、いつの間にか花が開いていた。
花弁と蕊が見事に合体している花である。



赤い、まるでネコの耳のように薄い花びらである。
ピラピラしているようでいて、豊かな色彩は決して薄くは無い。



花粉が白い花びらに落ちている。
白い花びらが花粉で染められ、艶(なまめ)かしさすら感じさせるのである。

ポピーが野に咲いている様は連想できるのだけれど、室内だと寂しそうである。
でもごめんね!
きみたちは、幼く無垢な手で狩られたのだよ。

野原で完結したかったのだろうけれど「蕾はミステリアスだよ!どんな色か分からないだろう!」
幼い歓声がきみを手折ったのだよ。

そうか、花ってミステリアスだったのだね。

それは、みんなを喜ばせるために!





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                     荒野人


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