エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

冬の空

2012年12月30日 | ポエム
冬の空は、厳しい。
けれど、雲は何知らぬ風でもあり、虚しく湧きあがって来ることもある。

冬の雲が湧くのは見ていて「寂寥感」を感じるのである。



昼の雲はポッカリ、フンワカと空を遊弋する。
冬の雲は造形が楽しい。
昨日は、ケムンパスのような・・・あの赤塚氏の漫画のキャラクターのような形があった。
そうかと思うと手塚氏の描くキャラクターもあったりする。

飽きる事のない冬の空である。







「冬の雲湧き上がり直ぐ抑えらる」







午後も押し迫ってくると、光芒が地上を照らし出す。
光芒・・・レンブラント光線である。



トワイライトの地平である。
街に福音をもたらすかのように輝く。



街は沈んでいく。
今日は晦日である。



         荒 野人


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