しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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朝の露 <ダビデの受けた祝福>

2025-02-06 | Ⅱサムエル記
「それは、わたしが、わが民イスラエルの上にさばきつかさを任命して以来のことである。こうして、わたしはあなたにすべての敵からの安息を与えたのである。主はあなたに告げる。主があなたのために一つの家を造る、と。」(Ⅱサムエル7:11新改訳)

ダビデは自分が王宮に住んでいるのに、神の聖櫃を天幕に置いておくのは申し訳ない、との気持ちを抱いた。ところが神はその思いを受け入れ、「わたしこそおまえのために、永遠の家を造る」と約束されたのが本章である。▼歴代の王や支配者たちは、ひとりとして、ダビデのような殊勝な心を抱かなかった。このことを見ても、彼がどれだけ主を愛し、その臨在をすべてとして歩んでいたかがわかる。▼私たちキリスト者は、心をつくし、精神をつくし、すべてをつくしてイエス・キリストを愛すべきである。それは、何千、何万倍もの祝福となって神から帰って来るからだ。ダビデのこのような主への愛は、その子孫から救い主イエスが生まれるとの約束となって彼に帰って来た。そればかりでなく、永遠のみやこ天のエルサレム造営となり、その主の名が「わたしはダビデの子孫、かがやく明けの星である」との宣言となっているのである。▼永遠に記念されるべき救い主イエスの御名にかならずダビデの名がつくとは、何たる祝福であろうか。