しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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朝の露 <バアル・ペラツィム>

2025-02-04 | Ⅱサムエル記
「ダビデはバアル・ペラツィムにやって来た。ダビデはそこで彼らを討って、『主は、水が破れ出るように、私の前で私の敵を破られた』と言った。それゆえ、その場所の名はバアル・ペラツィムと呼ばれた。」(Ⅱサムエル5:20新改訳)

ダビデがイスラエルの王になると、ペリシテ人はさっそく戦いをしかけて来た。だがダビデはサウル王とちがっており、神が共にいてくださらなければ決して勝てないことを知っていたので、まず神に祈り求めた。▼彼ほど主の臨在を大切にした王はいない。詩篇を読めば、その祈りと哀願(あいがん)がいたるところに記されているのを見る。こうして「行きなさい。わたしがあなたと共にいて勝利を与えよう」とのお声を聞いて戦いに臨(のぞ)んだダビデが、連戦連勝の生涯を送ったのは当然であった。▼私たちも彼にならい、どのような時もまず祈り、インマヌエルの神を仰ぐ者でありたい。大使徒パウロでさえ、常に弱さを意識し、諸教会に祈りの助けを求めつつ宣教生涯を送ったのだから。「福音の奥義を大胆に知らせることができるように、祈ってください」(エペソ6:19同)と。